コロナ禍において、消費者の生活・消費スタイルが変わってしまいました。
今までは安泰と見られていた病院経営さえも、厳しい状況です。
高齢者が感染を恐れ、家から出ないからです。
あと何か月か何年か、コロナが落ち着けば、従来の顧客が戻ってくるだろう、、、
しかし今回は、どうもそうではなさそうです。
【目次】
自分の事業を客観視することはなかなか難しいのですが、まず顧客さんの動きが変わったことを認めます。
今までの顧客は収束後も完全には戻らない、
その前提で事業を進めていく必要がありそうです。
なぜなら、消費者の行動スタイルや価値観が変わってしまったから、です。
コロナ禍において、貴方が来店する店はどんなところですか?
感染対策をしっかりとり、感染リスクが少ない店舗や場所でしょう。
であるならば、貴社も顧客が安心して来店できる取り組みを今一度、徹底する必要があります。
そして、その取り組みを顧客に届くよう、発信します。
ホームページや、SNS、ニュースレター、電話、何でも良いでしょう。
発信できていますか?待ちの姿勢になっていませんか?自分で問い直してみます。
先行きの見えない状況で、経営者の皆様の不安も大きくなっていることでしょう。
私も一経営者ですから、不安があります。コンサルタント業もコロナの影響を受けています。
そんなとき動かずじっとしていると、思考は悪い方向に堂々巡りになり、不安が大きくなります。
とにかく動き出すことです。
想いをぶつける相手がいないとき、基本的なことですが、紙に書きだすと良いと思います。
紙に書きだすことで、自分を客観視できます。
私はブログを書いていますが、書き終わって見返してみると、思考が整理されていますし、「この文章は本当に自分が書いたのだろうか?」と、不思議な気持ちになったりします。もう一人の自分、第三者的な視点が入ります。
今の状況であれば、以下の様な内容を書き出してみてはいかがでしょう?
☑ なぜ自分は不安なのか?
☑ 自社の顧客の動きは、コロナでどう変わったか?
☑ 今後顧客が戻ってくる可能性は?あるとしたらその条件は?
☑ 消費者の新しい生活スタイルに合わせて、自社は何ができるか?
☑ 新規顧客獲得のためにどのような動きができるか?
☑ 既存顧客とのつながり強化のためにどのような動きができるか?
☑ このまま事業を続けていくことは可能か?(廃業、事業形態の変更、撤退は必要でないか?)
上記の紙への書き出しにより、やるべきことが見えてきたら、行動を具体化します。
行動を具体化するための一つの方法は、やるべきこと(プロジェクト)を細切れにすることです。
例えば、「ホームページをリニューアルして集客力をたかめる」、というプロジェクトであれば、
☑ 詳しい人に相談してみる
☑ 増やしたいコンテンツを考える
☑ 予算を決める
☑ ホームページ業者を複数選定する
☑ 相見積もりを依頼する
☑ 資金調達方法を決める
☑ 業者を選定し、出来上がりイメージを打合せする
などなど、、、
最初は大きなプロジェクト(ホームページのリニューアル)を、細切れにして、一つ一つ進めていくことで、最終的に完成します。
このように、一見難しそうなプロジェクトを達成するためには、作業を小さくすることがポイントです。
私もコロナ禍において、いくつかチャレンジしています。
Zoomコンサルティングを新規開始、Googleマイビジネスの運用強化を実施して、従来は愛媛県中心であった顧客を全国に広める取り組みを始めました。
また、知識の習得として、新しい分野の勉強を1か月間集中的にやりました。
成果がでるには、まだまだ時間がかかるでしょうが、まずはスタートを切ってみました。
政府のコロナ対策は、まずは手元の資金を確保し、資金繰りを安定させることが最優先でした。これが第1ステージ。
第2ステージは、「消費者の新しい生活スタイルに対応する」ための前向きな投資や取り組みです。ここに融資や補助金を活用します。
守りを固めながら、将来を模索する、、、
難しく厳しい状況ですが、今、経営者の真価が問われているのだと思います。
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