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社員雇用のリスクに向かい合う

今朝の日経新聞の一面に、コンビニの「ミニストップ」が、無人店舗を1,000か所開設する、とありました。

首都圏を中心に、オフィス街や企業内店舗を無人化して、人手不足対策とコスト削減を目指すようです。

背景には、消費者の買い物スタイル・ニーズの変化があり、「非接触」がキーワードになっています。

ついに日本にもこうした動きが始まりました。 経営側は人材に対する考え方を変えたのです。

一方で、郵便局の契約社員が、「同じ業務をしている正規社員と、手当や休暇を同等にしてほしい」という主張を展開して、裁判で勝訴しました。

契約社員からすると権利獲得で喜ばしいことですが、経営側から見るとコスト増加要因となります。

今までの流れと違う雇用情勢、労使関係になったと考える必要があります。

 

信頼していた社員に裏切られる

これからする話は、社員に対してなんでも警戒してください、ということではありません。むしろ、ほとんどの社員が貴重な人材として、会社を支えてくれていることでしょう。

ただ、残念な一面もあり、経営者としては心の準備が必要なのも事実です。

私は、銀行員時代も合わせると、27年間、支援者として、中小企業経営者に関わってきました。

かなり多くの経営者が、信頼していた社員に裏切られた経験があるように記憶しています。

あなたはどうでしょう?思い当たる節がありませんか。

以下の様なケースです。

 

☑ 信頼して店舗を任せていた社員が、使い込みなど、背任行員をした

☑ 将来の幹部に見込んでいた社員が、顧客や社員をごっそり引き連れて、退職し起業した

☑ 社会保険事務所、労働基準局、税務署、に内部告発をされた

☑ やめた社員が地域で会社や経営者の悪口を言いふらした

 

いずれのケースも、経営者であるあなたの気持ちは落ち込み、腹立たしく感じるかもしれません。

 

なぜ社員はそういう行動を起こしたのか

腹は立ちますが、少し逆の立場から考えてみます。

なぜ社員はそうした言動を実行したのか?

☑ 人手不足のため、採用の際に、不適切な人材を雇用してしまった

☑ 社員とのコミュニケーションが不足していた(意思疎通が不十分で、社員が待遇に不満を持っていた)

☑ 逆に任せすぎて、チェック機能が働いていなかった

☑ 経営者自身に油断やおごりがあり、社員を大切にしなかった

☑ 経営者の派手な振る舞いや生活態度に、社員が嫉妬(しっと)した

☑ 経営者がパワハラやセクハラなどに関して、意識が薄い

☑ 社員が精神的に追い込まれていた

 

色々な原因が考えられますが、経営者のあなた自身が反省するべきところは反省して、次のステップに向け、前向きに動きます。

 

対策は

では今後どのような対策を取れば、良いのでしょう?

例えば、以下の様な方法があります。

☑ 採用の際の人材基準を明確化しておき、基準に合った人材を採る

☑ そもそも社員雇用が少なくて済む事業展開に切り替える

☑ 社員とのコミュニケーションを密にする(特に待遇面について、意識のすり合わせを行う)

☑ 社員の貢献へ報(むく)いる仕組みを作る

☑ 経営者がたまには現場に入ってみて、社員の働きぶりや気持ちを感じてみる

☑ 派手な暮らしぶりをアピールしない(SNSなどへの露出を控える)

☑ 社員が退職しても、外注先などパートナーとして、一緒にやれる仕組みを作る

☑ 悪質なケースについては、法的措置など、毅然とした対応を取る

☑ リスクポイントを抜き出し改善し、どこに告発されても大丈夫なように、正々堂々とした組織運営を行う

 

ケースバイケースでしょうが、色々な方法が考えられます。

 

事業展開にリスクが増えている

特に現在、コロナ禍において、社員も経営者も苦しい立場に置かれています。

お互い余裕がないので、ギスギスしたやり取りも増えがちになります。

ですから、内部告発されるリスクも、足を引っ張られるリスクも高まっています。

告発しやすい環境も整っています。

完全には防げないとしても、経営者は、自社もこうした事態に巻き込まれるリスクがあると認識し、準備しておく必要はあります。

対策を検討してみてはいかがでしょう?

まずは、リスクポイントを抜き出してみることです。

 

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