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盛者必衰の理をあらわす

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シャープが経営破綻の危機に陥っています。株価の下落が続き、資金繰り不安もうわさされています。

2~3年前まで超優良企業と言われていた当社。1兆円以上あった自己資本を掃出し、今季末には債務超過になると言われています。債務超過とは、事業を廃業した場合に、資産より債務が上回る状態で、今後の事業の継続が難しくなる状態です。現在シャープは銀行格付けで「破綻懸念先」あたりになっているのではないでしょうか。(取引銀行は貸倒引当金を積み増ししなければならず大変です)。

なぜ超のつく優良企業が、短期間のうちに転落の道を転げ落ちているのでしょうか?原因は色々取りだたされています。円高、新興国の追い上げ、大阪堺工場に代表される過剰投資・・・。

2000年からの液晶ブームに乗り、シャープの業績は絶好調でした。それまで間接金融(つまり銀行融資)中心で資金調達を行ってきていましたが、調達コストの安い直接金融(コーマシャルペーパー、社債)中心に切り替えていたようです。直接金融で調達できるようになると、メインバンクの影響力は減少します。めんどうなことをいうなら、借り換えるぞという雰囲気も出てきます。優良企業と取引を続けたい銀行は経営にあまり口を出さなくなります。メインバンクの経営チェック機能も低下していたのではないでしょうか。

私も銀行時代に地元優良企業で、同じような経験があります。短期間のうちに優良企業が、転落し破綻していく様子(シャープはまだ破綻していませんが)を見てきました。経営者が他人の意見を聞かなくなり、過大投資をして、需要が減少した際、持ちこたえることができなくなり、破綻してしまう。

平家物語を思い出しました。
『祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす。 おごれる人も久しからず ただ春の世の夢のごとし たけき者も遂には滅びぬ 偏に風の前の塵に同じ』

盛者必衰の理をあらわす。好調時にこそ、油断が発生し、リスクの芽が膨らんでいるのですね。

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