この本は、経営者にとって少し難しいと感じることがある「決算書&会計」について、物語仕立てで読みやすく書かれています。小説感覚で読めるので、普段会計に抵抗を感じている経営者にお勧めです。
テーマは一言で言えば、「お金がショートする原因を分析して、解決する」ということです。
一人娘の結婚式を間近に控えた経営コンサルタントの北条氏は、車運転中に事故を起こし、危篤状態になります。幽体離脱した北条氏が、天使の「K」の指示の元、現世で資金繰りに追い詰められた5人を救うために、5人の周りの人間やフィギイアに乗り移り、アドバイスを送ります。
それにより、5人の将来に幸福がおとずれれば、天使「K」との契約により、北条氏は危篤状態から抜け出し、娘の結婚式に参列することができます。果たして5人を救い、自分も生き残ることができるのか・・・。という物語です。
物語は以下の5章立てになっています。
①なぜ「儲かっている」という会社が、倒産するのか
②価格競争に陥ったら、会社が必ずやるべきことが1つある
③粉飾決算という泥沼から抜け出して、再生する
④部長、課長が同期との競争に勝って出世する方法
⑤会社の戦略が変われば、組織も当然変わる
改めてキャッシュフロー重視経営の大切さを再認識したのでした。
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