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人間ドック申込みで感じたこと

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40歳の節目に人間ドックを受診することにしました。先日申込みのため、ある医療機関を訪問しました。

昼前だったのですが、患者さんが多いこと。総合病院ではなく、個人病院ではありますが、とても繁盛して経営状態もいいのだろうと感じました。受付の方の人数も多く、医療コンサルか、研修を受けているのか、患者対応も洗練されていると感じました。まず患者を「さん」づけではなく、「さま」づけで呼ぶ。かかってきた電話対応もしっかりしたものでした。しかし何か違和感を感じたのも事実でした。忙しいからか、バタバタしているからか、その時ははっきりわかりませんでした。

人間ドックを受けるにあたり、事前調査票のような物を書きました。今まで大きな手術をしたかとか、恒常的に飲んでいる薬はあるか、とか記入していきました。そして最後の欄に、「腸にポリープが見つかった場合どうするか。」という項目がありました。

あまり考えたくはありませんが、確かに可能性はあります。少し迷った結果、最後の選択肢、「いずれにしてもすぐには処置せず、後日対応する。」に〇を入れました。

その後受付に呼ばれ(和田さまと呼ばれました)、数ある項目の中で、最後のポリープのところを質問されました。若い受付の女性でした。「その場で処置しないと、後日また下剤を飲んでいただくことになります。」と言われ、それも面倒だなと思い、一番初めの選択肢、「当日処置でき、家に帰れるのならする。」に〇をつけ直しました。「それでは下剤を用意しますので、もうしばらくお待ちください。」ソファに座って待っていると、「和田さま」今度は別のベテランらしい受付女性に呼ばれました。

下剤を渡され、再度ポリープ処置について、「ポリープが見つかった場合、保険対象外となります。その際は2万円ほどかかりますので、ご承知おきください。」とサラッと言われました。少し引っかかったので、質問しました。「ポリープを除去する時は、事前に先生から説明がありますよね。」すると驚くべき回答が返ってきました。

「いいえ、ここで同意いただいていますので、説明はありません。見つかり次第即、除去させていただきます。」乱暴な話だなぁと思いました。そして、「やはり後日説明を聞いてからの対応に切替えてください。」と言いました。ベテラン職員さんは、「もう一度下剤を飲んでいただくことになりますがそれでも大丈夫ですか。」と念押ししてきました。「結構です。」と答えました。少し顔色が変わったように感じました。

「下剤をまた飲むのは面倒ですよ。すぐしておいた方が良いのではないですか。」言葉には出しませんでしたが、「再度下剤を飲まなければならないこと」を2人に念押しされたので、暗にそう言っているような気がしました。最初に感じた違和感はこれだったのかと思いました。

ポリープが見つかった場合、事前にサインをもらっているから、症状の事前説明なしに除去する?多額の自己負担が発生するのに?この対応は、病院の生産性と収益性を考えた商業主義に感じました。病院ってこんなものなのだろうか?

中小企業の経営ドクターを目指している私としては、クライアントの満足感を高めるためには、正確な事前説明が必要であると再認識したのでした。

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