先日クライアントの金融機関業績報告会に同席する機会があった。
某金融機関支店長と面談していると、「ところで消費増税後の感触はどうですか?」とクライアントに聞いていた。
顧客面談の度に、ヒアリングしているとのこと。支店長は、
「前回増税時と比較すると、外部環境も改善しており、増税の影響が少ないのでは。車関係以外は、そんなに悲観論はないですよ。夏ごろからは景気も上向くでしょうし。」との見解。こういう前向きな意見もある。
マスコミなどでは、消費増税と人口減少を捉えて、あらゆる分野で悲観論が展開されていることが多い。確かに4月から色々な商品の値段が上がった。これを機会に、各企業、今まで据え置いていた価格を見直す動きも多くなっている。家計を預かる主婦にとっては頭の痛い話かもしれない。
しかし経営者は主婦ではない。この一見悲観的な状況を前向きにチャンスと捉え、工夫して経営を革新し、成長カーブを描いていくことが、できるかできないか。経営者の資質が問われるところだ。もちろん私も、一経営者として勝負の時だ。
景気は気である。気持ちの持ちようだ。世間のムードに流されることなく、しっかりと勝負をかけていきたいと考えている。