最近、意外に多いのが人間関係に関する相談です。
仕事上のパートナーや職場内での人間関係、多岐に渡っています。
だいたいこのように言われます。「どうしてあんな言動をするのか。理解ができない。」
もうだいぶ前になりますが、香川県に住んでいたころのことです。松山に帰省して香川へUターンして帰る高速道路で、運転していると前方に「讃岐冨士」(正式名、飯野山だったと思います)という山が見えます。その山は見事な整形です。自分がイメージしている山のイメージそのもので、大好きな山でした。この山が見えると香川に帰ってきたという気がしたものです。
その整形できれいな山、顧客と「讃岐冨士」の話をしていました。「見事な山ですね。」と。顧客いわく、「そうでもない。」と。実際、顧客の家の2Fから見せてもらうと、あの整形の「讃岐冨士」が、不整形で確かにたいした山に見えませんでした。「見る方向が違うとこんなにも違うものなのか」と感じたものでした。
人間関係でも同じだと思います。「山を見る方向」が「その人の立場」に変わるだけ・・・。立場が変わると見える景色も変わる。
さきほどの質問に戻ります。「どうしてあんな言動をするのか。理解ができない。」これに対して、私は相手の立場を考えるようにお勧めします。そうすると、だんだん相手の考えが分かってきます。理解できてきます。
その時私は、「仲良くやってください。」とはアドバイスしません。「相手の立場が理解できましたか?」と問います。
人間関係は難しいもので、馬が合わない人とうまくやるのは難しいです。(実際私もそうです。)どうしても相手と自分の呼吸の波が合いません。自分がそう感じていると、相手もそう感じています。しかし、相手の立場に立って、相手の気持ちを想像してみることで、「そういうことか。」と理解はできます。理解できると気持ちが少し楽になります。
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