銀行から見て首をひねりたくなる決算書。本日が最終回です。「預金がないのに現金は多額」についてお話したいと思います。
時々、銀行預金は、数十万円でカツカツなのに、決算書上現金が預金の何倍、数百万円などという決算書を見ることがありました。首をひねりたくなります。常識では考えにくいからです。
社長に「現金、どこにあるのですか?」と聞くと、「税理士に任せているから」との返事。つまり現物がなく説明できないのです。
帳尻を合わすために、現金勘定に計上している、そして現物はない。銀行預金だと残高証明と合致させなければいけませんが、現金だと社内の現金出納帳と合わせばよいのです。銀行預金のように、対外的な証明書は必要ありません。
このように、預金より現金が何倍もの決算書は、銀行から見ると首をひねりたくなる決算書なのです。
以上、6回に分けて「銀行から見て首をひねりたくなる決算書」についてお話してきました。
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