今日は資金調達時のキャッシュフロー(ここでは、『キャッシュが入ってくるタイミング』の意味で使います)について、お話したいと思います。
新事業展開をするときなど、資金調達手段にはざっくり3種類あります。自己資金、借入金、補助金です。(その他、投資等もありますが、ここでは省きます)。
この中で一番キャッシュフローがいいのが、自己資金です。即日資金化できます。意外にも一番悪いのが補助金です。皆さん、補助金といえば、「すぐ貰えるもの」、というイメージをお持ちですが、実はそうではありません。経済産業産業省系の補助金などは、事業が完了して、検査を受けて合格して始めて、やっと入金になります。長いものでは、入金までに1年以上かかるものもあります。その間、立替金が必要になります。
補助金と比較すると、まだ借入金はキャッシュフローが良いです。稟議承認になると、すぐ入金してもらえます。だいたい申しこんでから、1か月前後です。補助金の立替金などに使用もできます。
ですから補助金は、「もらえたらラッキー」「忘れたころに入金されるもの」と認識しておいた方が良いかもしれません。補助金を使用する時の注意点でもお話しましたが、補助金頼りの資金計画では、キャッシュフローがきつくなります。覚えておきたいものです。