飲食店先輩の話、第4回は今年居酒屋をオープンしたAさんのお話です。
創業しての感想をお聞きしたところ、「肉体的には当然きついけれども、とにかく精神的にきつい。」と言っていました。
どういうことかというと、「居酒屋の場合、1日営業して顧客0の時がある。その時は本当に心が折れそうになる。仮に1人でもいい。お客さんが来てくれると心が落ち着く。」ということでした。今は少しづつお客さんが付いてきて、そんなケースは減少しているといいますが、開業時は心労で体重が大幅減したそうです。
Aさんは飲食の先輩に「3年我慢しなさい。そうすると事業は軌道に乗ってくる。」とアドバイスされたそうです。しかしAさん曰く、「ほとんどの人がプレッシャーにやられ、3年もたないと思う。お客さんがこなければ、自分が否定されているような気になる。近隣の店が繁盛していればなおさら。」
このAさんのコメントに「なぜ飲食業の短期間廃業が多いのか。」に対する答えが含まれている気がします。他に大きな要因は、借入金の返済、人件費など固定費に関する「資金繰りの問題」だと思いますが。
以上4回に渡り、飲食店先輩のお話をお届けしてきました。参考にしてください。
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