起業することには、メリットとデメリットがあります。
デメリットは、会社員時代と比較して、収入が不安定になること。調子がいい時は売上も上がりますが、ダメなときは苦戦します。売上が一定でないことは、生活もあるので、会社員と比較して、精神衛生上よくありません。バラ色ばかりではありません。
一方、私の場合ですが、メリットは、
①自分ですべて判断して、素早い対応ができること
②やりたい仕事を受け、やりたくない仕事は受けなくてよいこと
③自分で仕事内容と料金を決められること
④クライアント以外に気を使う必要がないこと
⑤自分のペースで仕事ができること(他人の意思に左右されない事)
⑥付き合いが減ること(苦手なので・・・。)
他にもまだまだありますが、会社員時代にはできなかったことばかりです。
時々、会社員の方に、起業しようかどうしょうか、相談を受けることがあります。大切なのは、自分自身が起業に向いているか、向いていないか、客観視すること。
大雑把に分けて、人間には2通りあると思います。起業向きと組織向き、です。自分はどちらに向いているのか、客観視してみましょう。組織向きの人間が、勢いと一時の感情で起業してしまうほど、大変なことはありません。「あのまま組織に残っておけばよかった。」と後悔するでしょう。実は私も、起業が頭をよぎってから、2年間準備のため、タイミングを待ちました。即決、即断したわけではありません。
また、組織から飛び出した私が言うのも何ですが、「組織で我慢してやっていくこと」は、いずれ起業した時に、大きな財産になります。そして、起業せずに転職した場合、以前の勤務先より、だんだん待遇が下がっていくという話もよく聞きます。
私の場合、①自分の意志ですべてを決定し、先が見えない中で道を切り開いていくこと、②組織に留まってルールの中で力を発揮していくこと、を比較した場合、①の方が性にあっていると、起業してから確信しました。
皆さんはどちらでしょうか?起業が頭をよぎったとき、立ち止まって、一度考えてみることも必要かもしれません。