これから、会社を再建するための経営改善計画書の作り方について、お話しします。
以下のような方に読んでもらいたいと思っています。
☑ 赤字を何とかしたいと考えている、前向きに経営改善をしたい経営者
☑ 融資先が強みをもっているのに、どこが悪いかよく分からない。でも地域で生き残ってほしい中小企業を応援したい銀行員
☑ 経営改善計画書作成支援を主要業務にしたいのに、作り方がよく分からない(でも大きな声では言えない)中小企業支援者
私も起業当初は、よく分からないことがありましたが、件数を重ねていくうえで、支援者として、自分なりにつかんだ方法です。
【目次】
まず、経営改善計画書を策定する前に、前提条件と確認しておく事項があります。
これを最初によく確認せずに、支援に入ると失敗します。
以下のようなことを、最初に確認および説明します。
時間もコストもかけて、経営改善計画書を作るのに、経営者自身が変わろうとする気持ちが薄いと、支援は上手くいきません。支援者は、最初の面談でこの部分を確認します。その点、金融機関からの紹介などであると、経営者の改善の意欲が高いことがほとんどです。
経営改善計画策定支援を受けることで、経営者にどんなメリットがあるのか、共有します。会社の将来が見渡せるのか、経営者の進むべき方向性が明確化するのか、後継者へのバトンタッチが上手くいくのか、資金繰りが安定するのか、、、
経営者には支援を受けることで、達成したい将来像があるはずです。
経営者と支援者の間で、意見合わせをしてから、支援をスタートさせます。
費用はいくらか、スケジュール感はどれぐらいか、経営改善計画の出来上がりイメージはどのようなものか、を説明します。
私の場合は、ホームページにサービス料金表を掲載していますので、事前に確認いただいていることが多いのですが、最初の面談の際、料金体系(支払条件も同時に)を説明します。
またいつぐらいに出来上がるのか、面談の頻度はどれぐらいか、1回あたりの時間はどれぐらいか、大体のところを説明します。
成果物のイメージは、経営改善計画書のサンプルを渡して説明します。サンプルは、中小企業庁のホームページの「経営改善計画策定支援事業」のページにあります。
上記のような内容について、支援の入る前に経営者と意見合わせができると、より有効な支援となるでしょう。
2回目の面談では、計画を作るうえで準備いただきたい書類をお伝えします。続きは次回お話しします。
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