最近読んだ本は、以下の3冊です。
①成功する人は偶然を味方にする~運と成功の経済学~ ロバート・H・フランク署 日本経済新聞出版社
私は仕事柄、企業経営者と接することが多くあります。成功する経営者は、もちろん能力も高いですが、「あのとき、こんな幸運に恵まれた。あれがなければ、まずかった。」という話をすることが多いのです。成功の条件に、「運」も、かなり影響しているような気がします。この本を読み、そのメカニズムについて、なるほどと思いました。
②天才たちの日課~クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々~ メイソン・カリー署 フィルムアート社
小説家や画家、作曲家など、一流の創作者161人の「毎日の習慣」を調査している本です。こういう優秀な人は、ものすごくストイックに創作活動に取り組んでいるのだろう、という印象を持っていましたが、この本を読み、「そうでもないな」ということが分かりました。1日のうちで創作に関わる時間が意外と短いこと、散歩など別のことをすることで意識を切り替え、それがプラスに作用していること、が理解できました。私も経営計画を策定するときは、ある意味小説家のような感覚(良い作品を仕上げるような気持ち)で取り組むことがあります。この本は、今後の業務を行っていく上で、大いに参考になりました。
③人工知能と経済の未来~2030年雇用大崩壊~ 井上智洋署 文春新書
人工知能(AI)という言葉は、最近あらゆるところで耳にします。2020年以降、人工知能は我々の生活にどう影響するのか、はたして仕事を人工知能に奪われるのか、著者の予想が書かれています。人工知能に取って替わられる仕事、新たに生まれる仕事、こらから色々動きがありそうです。
3冊とも興味深く読みました。