今まさに試験シーズンまっただ中ですが、診断士試験合格後の資格の活かし方についてお話ししてみたいと思います。
資格取得後は、起業してコンサル活動を行うプロコンと、企業の内部で資格を活用して活躍する企業内診断士に、おおざっぱに言うと分けられます。
私は、プロコンとして独立したわけですが、企業の中で頑張るというのも良いと思います。
プロコンは、仕事を通じてスキルの向上、ノウハウの蓄積をしていけば良いのですが、難しいのは企業内診断士です。
コンサル会社の現場や企業の企画経営室など、資格に直結するような業務なら大丈夫ですが、資格とは直接関係ない仕事に携わっている方は、スキルの維持が大変です。
使わなければ、折角苦労して取得した資格も寂れてしまいます。ペーパードライバーになりかねません。
そのため皆さん、各都道府県診断士協会が主催する各種勉強会や実務実習に参加したり、知り合い企業の経営診断をしたり、工夫されているようです。
アサヒビールや三井住友銀行のように、同じ企業内で診断士チームを作り、取引先などに提言を行っているケースもあります。
どのような方法でも、繰り返しますが、使わないとスキルは「確実にすぐ低下」します。
そして行動を起こすため、大切な時期は、資格取得後です。ここでよっこらしょとしていると、日々の忙しさに流されて、資格がさび付いてしまいかねません。
折角、時間も費用もかけ難関を突破したのに、もったいないと感じるのです。