融資を無事受けることに成功した。その後のことについても話しておきたい。
ここでのその後対応とは、当然、お礼の宴席を設けること、などではない。
□融資を受けられない人は、
・一度融資を受けると安心し、銀行から足が遠のく
・めんどくさがり、定期的に決算書を提出しない
□融資を受けられる人は、
・融資後の業績報告を定期的に行う
・特に決算報告を大切にする
融資後もなぜ銀行が毎年決算書の提出を求めるかというと、
融資申込の際の事業計画通りに進んでいるかのチェックと、もう一つは新たな資金需要を把握して追加融資ができないか、を確認したいからだ。それをめんどくさがり、定期的な報告を怠ると、銀行との関係性は疎遠になり、次回資金需要が発生したときに、スムーズに運ばないかもしれない。
決算書が出来上がった時期には、銀行にこちらから訪問し、支店長や管理職に直接決算説明ができる機会を作るべきだ。(相手も忙しいので、必ず事前にアポを入れること)。
銀行に決算報告に行くとなると、自社の決算書を正確に把握しようと努力するだろうから、経営者自身の財務能力アップにもつながる。
業績が悪いときもある。しかしそんな時こそ、訪ねていって、業績不振の原因や改善策の報告を行うことが、長い目で見て銀行との信頼関係を深めることになる。会社業績は、良いときも悪いときもあるのだから。
以上5回に渡り、セミナーで話したことの一部を紹介した。
当事務所では、このようなテーマで講師派遣を行っている。内容に興味をもたれた方は、お気軽にご連絡いただきたい。
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