必要書類も揃えました。期限ギリギリになる前に、何とか銀行の担当者に申込みを完了しました。
後は、銀行さんに稟議を作成してもらって、結果を待っていればよい・・・。ここに思わぬ落とし穴が潜んでいる時があります。
銀行の担当者も多くの案件を抱えています。加えて、バブル崩壊後の採用抑制により、一番経験豊富でフットワークも軽いはずの30歳代の人員が少ないのです。実は、今現場を担当しているのは、経験の浅い若手銀行員が多いです。御社の担当者もそうかもしれません。
その若い担当者は、御社の案件が少し難しい場合、握りこんで稟議作成を後回しにしてしまうかもしれません。そして結局、必要時期に資金が間に合わない、そんなケースが出てこないとも限りません。その時、その担当者を責めても時間は戻りません。
ですから、融資を申し込む際には、御社がいつ資金が必要か、資金必要時期をしっかり伝え、いつ頃諾否の返事をもらえる(否決される可能性も考え、必要時期より早く返事をもらうこと)か、を確認しておきます。もし、相手が経験の浅い銀行員で、その際の受け答えがおぼつかなく頼りにならないなら、こちらから銀行支店に出向き、申込みの席に上司の同席をお願いするのも、自衛策として良いかもしれません。また、銀行を訪問し、上司にそれとなく依頼、確認しておくことも、状況によってはあり得ます。
このように、融資を申し込んでほっと一息つくのではなく、場合によっては、その後の進捗を追いかけていくことが必要になります。
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