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銀行融資を申し込む際の注意点①~ぎりぎりに申し込まない~

会社を経営していると、銀行融資との関係が深くなります。しかしながら、銀行融資を申し込む際の注意点については、誰も教えてくれません。

そして、知識のないまま銀行と融資交渉をすると、思わぬ失敗をしてしまうことがあります。そこで今回から何回かに分けて、「銀行融資を申し込む際の注意点」についてお話してみたいと思います。基本的な事にはなりますが、いまさら聞けない銀行融資交渉の基本、「融資を申し込む際の注意点」、お役に立てれば幸いです。

まず第1回目の今日は、「ぎりぎりに申し込まない」ということについてです。

私の銀行員時代の経験の中でも、融資をぎりぎりに申し込んでくる事業者がいました。ぎりぎりとは、定義はありませんが、資金必要時期の2週間前なら、十分ぎりぎりです。できれば必要時期の2か月前、遅くとも1か月前には、担当者に申し込むようにしましょう。

なぜなら、銀行融資には稟議が付きものだからです。稟議には、本店稟議と専決稟議があります。本店稟議とは、決裁権限が皆さんがお付き合いしている支店ではなく、本店にある稟議です。そのため、支店長に決裁権限がある専決稟議と比べて、融資承認までに時間を要します。申込を受け付けて、稟議を起こし、支店内で承認をもらった後、本店に稟議を送るのです。その分余分な時間がかかるのです。

そうした事情も把握せず、ぎりぎりに融資を申し込むとどうなるでしょうか。担当者から嫌な顔をされます。「なぜもう少し早く申込んでくれないんですか?」と嫌みも言われます。嫌味だけならまだしも、「この企業は、資金繰りも把握できていないのか、きちんと融資を返済してくれるのだろうか」、と不信感を持たれます。申込みが遅いことで、融資を断られることもあります。

こうしたことにならないよう、融資の申込みは、遅くとも1か月前にはしましょう。

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「銀行融資を申し込む際の注意点①~ぎりぎりに申し込まない~ 」
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