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返済の優先順位を間違えていませんか?~資金繰りが詰まったときに支払う順番~

資金繰りについて相談を受けることがあります。資金が不足して、ショートしそうなのですが。どこか融資してくれるところはありませんか。

そういう場合、通常金融機関では融資が受けにくい状況になっています。資金が不足するのに、融資が受けられない・・・。ではどうすればよいか。入金が期待できないなら、出金を止める。そのことに全力を尽くさないといけません。

資金繰りに窮して、パニック状態の中、支払いの優先順位を間違っている事業者が結構多いのです。

金融機関の借入を優先しないと、今後の融資がでない。税金を納付しないと、差押えがくる。確かに大切な事ではありますが、それらを優先するあまり、本当は優先事項である、従業員給与を遅配したり、仕入れ先に手形のジャンプや買掛金の繰延をお願いしたり。その結果、事業の安定的な運営から遠ざかるケースが結構あるのです。

支払いの優先順位は、①給与②仕入れ先への支払い③諸経費④税金・社会保険⑤銀行借入、の順番です。

リスケジュールについてでもお話しましたが、銀行はきちんと事前に説明すれば、リスケジュールに応じてくれます。また、税金の滞納で何が起こるかでもお話しましたが、税務署もきちんと説明すれば、分割納付に応じてくれるケースもあります。ですから資金繰りがショートしそうだと感じたら、これらの対応を行い、大切な①や②の支払いは最優先にする必要があります。①や②がきちんとできていないと、事業の継続がかなり難しくなるからです。

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