「税金対策で利益を減らしただけなのに、なぜか銀行担当者の態度が急に冷たくなった…」
「お金が余ったから借金を一括で返してあげようとしたのに、感謝されるどころか嫌な顔をされた…」
「ウチの会社は一体、銀行の『どの逆鱗』に触れてしまったのだろうか?」
【目次】
銀行交渉の現場において、経営者の悪気のない一言や行動が、銀行員の態度を一変させ(激怒させ)、その後の融資取引に致命的な亀裂を生む瞬間を私は何度も目撃してきました。
愛媛県を中心に全国の優良企業の財務戦略を支援する和田経営相談事務所の見解としては、経営者の常識と銀行員の常識には「マリアナ海溝よりも深いズレ」が存在すると断言します。銀行という組織は「金利を稼ぐこと」以上に、「裏切られないこと(約束が守られること)」を絶対視する極めて特異な村社会だからです。
この記事では、元銀行員のコンサルタントが、経営者が無意識に踏んでしまう「2つの地雷(粉飾と繰り上げ返済)」のメカニズムと、絶対に融資を止められないための「銀行から信用されるたった一つの法則」について、一切の忖度なしに解説します。
銀行が最も嫌悪し、警戒を強めるのが「決算書の不正(実態との乖離)」です。
赤字を黒字に見せかける「粉飾」が犯罪行為であり、融資ストップに直結することは誰でも分かります。しかし問題なのは、税金を減らすために黒字を少なく見せる「逆粉飾」や、在庫の過大計上といった「社長に悪気がない(税理士任せの)粉飾」です。
銀行交渉の場で粉飾が発覚した際、私が実際に聞いた銀行員の冷たい一言があります。
「社長、当行はこの(嘘の)決算書を信じて、大切な資金をご融資させていただいたのですよね?」
社長は「税金対策のつもりだったのに…」とキョトンとしていましたが、銀行側は激怒していました。銀行は「P/Lの利益(と減価償却費)」から精緻に返済能力を計算し、稟議書を書いています。その前提となる数字が「嘘」であれば、融資の根拠が根底から崩れ去るのです。
経営者に粉飾の認識がなく、「税理士や経理担当者に任せていたので知らなかった」と言い訳をした瞬間、銀行員は「この社長は自社の財務を把握しておらず、責任逃れをする人間だ(=経営者失格)」と判断し、二度と信用されることはありません。
(参考:銀行は中小企業の粉飾決算を警戒している)
この記事を読んでいるということは、御社も「自社の決算書に、銀行から『悪意なき粉飾(不良資産)』と疑われる項目がないか」と不安を感じているかもしれません。税理士に確認する前に、まずはAIを使って、銀行の厳しい審査目線で自社の決算書を自己診断してみませんか?
■ ご利用は簡単3ステップ
【入力プロンプト】
和田経営相談事務所の財務ロジックに基づいて、アップロードした直近2期分の決算書(P/L、B/S等)から、銀行の審査担当者が「粉飾(または実態との乖離)」を疑う可能性が高い要注意科目を客観的に診断してください。特に、売上規模に対して不自然に膨張している棚卸資産(在庫)や売掛金、あるいは利益操作を疑われやすい仮払金・役員貸付金などの「不良資産化の兆候」がないかをチェックし、銀行員から不信感を持たれないために経営者が事前に準備すべき「合理的な説明のポイント」を辛口に指摘してください。
もう一つ、経営者が無意識に踏んでしまう巨大な地雷が「融資の繰り上げ返済(特に他行資金による一括返済)」です。
経営者からすれば「借りたお金を早く(一括で)返してあげるのだから、銀行も喜ぶだろう」と考えがちです。しかし、銀行員にとって、予定されていた金利収入が消滅することはもちろん、それが「B銀行がもっと安い金利で貸してくれるから、お宅(A銀行)の借金を一括で返すよ」という「他行肩代わり」であった場合、その感情は「怒り」を超えて「深い絶望と人間不信」へと変わります。
私も銀行員時代、長年苦楽を共にしてきたメイン取引先から、突然の「他行肩代わり」を受けた経験があります。その時の「今までの支援の歴史や、稟議を通すための自分の苦労を全て足蹴にされた」という虚脱感は、20年経った今でも鮮明に覚えています。
経営的判断として他行に乗り換える(一括返済する)ことは自由です。しかし、それを実行するということは、「その銀行(担当者)とは二度と取引ができなくなる不退転の覚悟」が必要だということを、経営者は絶対に肝に銘じなければなりません。軽い気持ちで「B銀行に借り換えようかな」と匂わすだけで、担当者の心は完全に離れます。
(参考:融資肩代わりが会社に与える影響)
では、銀行から絶大な信用を得るためにはどうすれば良いのでしょうか。その答えは極めてシンプルです。
【融資を受けた当初の条件で、約束通りに(期日まで)返済し続けること】
繰り上げ返済もせず、リスケジュール(返済猶予)もせず、毎月淡々と、約束通りの金額を返し続ける。この「凡事徹底」の積み重ねこそが、銀行という保守的な村社会において最強の信用(クレジット)を創造します。約束通りに完済した暁には、必ず銀行の方から「社長、ぜひもう一度、当行から借りてください」と頭を下げてくるはずです。
銀行から信用を得るためには、「言行一致」と「継続性」が求められます。見方を変えれば、銀行は「変化を嫌う古い体質の組織」とも言えます。
しかし、企業が激動の時代を生き残るためには「朝令暮改」で変化・挑戦していく柔軟性も必要です。経営者は、「自社の革新的な挑戦(変化)」と「銀行に対する愚直な約束の履行(不変)」という、相反する2つの顔を巧みに使い分ける高度なバランス感覚が求められているのです。
AIによる客観的な診断結果を踏まえ、「自社の決算書が銀行からどう見られているか(粉飾と疑われていないか)不安なので、プロの目で精査してほしい」「銀行との関係を壊さずに、より有利な資金調達(借り換え等)の交渉を円滑に進めるためのシナリオを作ってほしい」という経営者様は、ぜひ当事務所の初回無料相談をご活用ください。
元銀行員の厳格な視点と心理メカニズムを知り尽くしたコンサルタントが、銀行の「地雷」を巧みに回避しながら、御社にとって最も有利な財務戦略の構築を伴走支援いたします。コンサル費用を、銀行との信頼関係を守り抜くための「最強の投資」と捉える、前向きな経営者様からのご相談をお待ちしております。まずは以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。