コロナ禍において、経営者は何を心配しているのでしょう?
☑ 今後売り上げは、コロナ前に戻らないのではないか?
☑ 一度離れたお客さんは、帰ってこないのではないか?
☑ 従来からのこのままのやり方で大丈夫なのか?
この悪い予感は、ある意味正しいと思います。
ではいま、何ができるのでしょう?
それは、「お客さんと、今やれる方法で、つながりを深めること」です。
お客さんとの関係をもう一度見直し、つながりを強固にすることが必要だと私は感じているのです。
【目次】
つながりが深まると、何かあったとき、お客さんは真っ先にあなたの顔が思い浮かびます。
真っ先に顔を思い浮かべてもらうと、問い合わせ・商談につながります。
例えば、トイレのドアが壊れた時、真っ先にあのリフォーム会社の営業マンが思い浮かんだ、など。
では、真っ先に顔を思い浮かべてもらうために、あなたに今、何ができるのでしょうか?
コンテンツマーケティングが一つの手段となります。
コンテンツマーケティングとは、顧客や見込み客に対して有益なコンテンツを提供することにより、見込み客作りを行い、お客を呼び寄せるマーケティング手法のことです。
平たく言えば、お客さんに対する常日頃からの「こまめな情報発信のこと」です。コロナ禍において、デジタルが有効になります。
SNS活用や動画配信、メルマガ、ホームページへのブログ記事掲載、などです。
あなたに勘違いはありませんか?
自分たちは長い商売の中であたりまえと感じていることが、実はお客さんにとって当たり前ではありません。
☑ お客さんは自社の商品やサービスについて知ってもらっているはずだ
☑ 仕入先や外注先は自社の商売について知ってくれているはずだ
これらは経営者の思い込みであることが多いです。
あなたは「お客さんは、当然知ってくれているはずだ」と思い、お客さんは「実はあなたの商品・サービスをあまりよく分かっていない」。
ここにギャップが存在します。
「お宅の会社、そんなこともできるんだ」と言われたら、今まで自社のことが正しくお客さんに伝わっていなかった、ということです。
このギャップを埋めるためには、コンテンツマーケティング=「デジタルを活用したこまめな情報発信」が有効です。
効果が高い情報発信を行うために必要なことは、2つあります。
お客さんを見つめ直すことと、自社を見つめ直すこと、です。
お客さんを見つめ直すには、以下の様な事を抜き出してみると良いでしょう。
☑ 自社にとって大切なお客さんは誰か
☑ お客さんは自社商品・サービスのどこを評価して、買ってくれているのか
☑ お客さんはどういう経路で自社の商品・サービスにたどり着いたのか
きちんと把握している経営者は、案外少ないのです。
お客さんを知ることで、どこに焦点を絞れば良いのか、何が効果的な対策なのか、色々なヒントが見つかります。
今起こっていることに、次へのチャンスが隠れているのに、もったいないことです。
次にやることは、自社を見つめ直すことです。
私はコンサルティング場面で、SWOT分析の手法を使いますが、以下の様な切り口で会社分析を行います。
①強み(顧客に評価されている自社の強みは何か)
②弱み(克服すべき課題、弱点はどこか)
強み弱みそれぞれについて→商品・サービス、技術・設備力、組織力、生産力、協力会社との関係、従業員の質、特許などの知的財産、営業力、納期対応、などの切り口で抜き出す。
③機会(外部環境の中で今後チャンスとなる動き)
④脅威(外部環境の中で今後ピンチとなるような動き)
機会脅威それぞれについて→政治の動き、経済、社会情勢、環境、競合、業界慣習、などの切り口で抜き出す。
このようにSWOT分析というツールを活用することで、今まで気づかなかった視点を得ることができます。
経営者自身のプラスにもなりますし、また後継者や若手社員をディスカッションに参加させると、組織力の向上が期待できます。
お客さんと自社を見つめ直せたら、情報発信すべきことが見えてきているはずです。
自社のサービス・商品のアピールポイント、お客さんが興味をもっていること、お客さんが困っていること、、、。
あとはデジタルを活用して情報発信していく。
最初から効果はでません。試して、効果を検証して、改善して、また試す、、、。この繰り返しで情報発信の質を高めていきます。
成果が出ないとすぐやめてしまいます。これは良くないことです。大切なのは改善しながら継続していくことです。
デジタル発信を今までやったことがなければ、若手社員の力を借りるなどして始めてみます。
デジタル対応を若手社員に任せることになり、任された社員はモチベーションがあがるかもしれません。
ただ一点注意点は、発信するコンテンツの内容のチェック体制です。不適切なコンテンツ発信は、会社にリスクと不利益をもたらすからです。
一人に任せきりにせず、チーム制を採用すれば、チェック体制が整います。
コロナ禍において、お客さんの購買行動は変化し、今までと同じやり方をしていると、業績は厳しくなります。
お話ししたようなデジタル活用でこまめな情報発信をして、お客さんに最初に顔を思い浮かべてもらうことが大切です。
「お客さんは商品・サービスを買ってくれているのだから、当社のことは知ってくれているだろう」は、経営者の勘違いです。
一方で、デジタル情報発信によるお客さんとのつながり強化は、すぐに成果が出にくい部分があります。
お客さん側は、色々なジャンルの会社からのメールやお誘いで、お腹いっぱいだからです。
興味をもってもらうためには、発信側の工夫が必要です。
お客さんを知り、また自社の商品・サービスをしっかり分析します。
そしてお客さんが求める情報・サービスを発信していくのです。
とはいえ、会社を日々回していくためには、目先の売上が求められます。
重要なのは、「目先の売上獲得」と、情報発信のような「すぐに成果はでない将来を見据えた取り組み」をバランスよく実施していくことです。
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