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地方で中小企業診断士で食っていくと決めた5年間の備忘録⑩~資格への想い~

中小企業診断士が取得したい資格1位に

先日、日本経済新聞で、「ビジネスマンが今後取得したい資格ランキング」の1位に、診断士が選ばれていた。嬉しいことである。しかし、会社勤めの人が社内で活用したい、という意味。この資格で独立したいか、というアンケートをとれば、違った結果が出るだろう。

 

一方で、「食えない資格」というイメージがあるわけ

診断士は、一般的には「食えない資格」というイメージがある。私も何回か、「診断士では食べていけないでしょう」と聞かれたことがある。実際この資格で生活しているので、私の場合は「食えている」が、世間一般はそう思っている人が多い(その前に、この資格を知らない人が多い)。

なぜだ、と考えたときに、依頼者から見て、「何ができるのか分かりにくい」ということが、理由の一つだろう、と思う。それは他の士業のように、業法で守られた独占業務を持たないことが要因だろう。

独占業務を持つ士業は、例えば、税理士=税金の申告を頼む人、弁護士=法律相談に乗ってくれる人、司法書士=不動産や相続の登記をやってくれる人、建築士=建物の設計図を書いてくれる人、など、何を頼めばいいか、依頼者・相談者からイメージしやすい。比較して診断士は分かりにくいのだ。

自分が取得して、活用しているから分かるが、診断士はカバーできる範囲が広い。経営戦略に始まり、人事・組織、営業、生産管理、IT活用、物流、在庫管理、財務戦略、資金調達、事業承継、М&A、知財戦略、など経営者が抱える色々な経営課題の相談に乗れる。だから逆に、幅広すぎて何を頼めばいいか分からない、となるのだか・・・。

中小企業診断士が地位向上を目指すためには

結局、診断士の知名度アップ、ひいては地位向上を図るためには、我々診断士自身が質の高い仕事をして、中小企業経営者や、行政機関、金融機関などに評価されるしかないと思う。それには時間もかかる。

組織的に同業者でまとまって活動して、広報活動、受注活動等で、協調のもと、診断士の地位向上を図っていく方法もある。後進のために道筋をつけていくことも大切だ。

しかし自分自身現状は、自分の事業を固めることに注力したい。きれいごとではなく、まず自分の地盤を固め、力をつける。そして余裕ができたら、同業者や後輩など、周りの人を助けていく。まずは自分が力をつけないと人助けなどありえない。今後自分が頑張って結果を出すことで、結果的に診断士の地位向上に貢献できると思う。

私も日々迷いながら、揺れながら、自分の事業の方向性を模索している毎日だ。

当事務所では、一緒に切磋琢磨できる診断士仲間を随時募集しています。勉強会など通じて、一緒に研鑽しませんか?質問でも何でも、お気軽に下記フォームからご一報くただくと嬉しいです。

 

 

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