お問合せ

会社を再建する!経営改善計画書の作り方⑤~計画完成後のモニタリング~

経営改善計画書を作ることの意味

前回までお話ししてきた通り、経営改善計画書が完成しました。

企業にとって経営改善計画書を作成することは、以下の点で意味があります。

専門家など、外部の知見を活用して、

☑ぼやけていた経営課題が明確化される

☑経営課題に対しての打ち手と優先順位が、はっきりする

☑書類になり見える化したものを、債権者などにコミットするため、責任が生じ、実行可能性が高まる

経営改善計画書の「机上の空論化」を防ぐために

ただ、たとえ立派な計画が完成しても、実行が伴わないと、「机上の空論」になってしまいます。

「机上の空論化」の防止策は、一つは、策定の過程で、経営者と意思疎通をしっかりと図ることです。そのため具体的行動策を経営者が主体となって考えてもらうことは、お話しした通りです。

もう一つは、モリタリング(定期的な経営者面談や金融機関への報告会)を実施することです。計画策定は大切ですが、時間とコストをかけて策定された計画が実行されなければ、意味がありません。

計画策定後も支援者もしくは金融機関が、企業に寄り添い、計画の確実な実施を伴走して支えます。

経営改善過程にある企業にとって、改善策の実施はつらいものです。出来れば楽したい気持ちが出ることもあります。

モリタリングを実施することで、経営者の気持ちが締まる

しかし、モニタリングして気にかけてくれる誰かがいれば、つらくても実行の助けになるでしょう。私も時々、「良い報告ができるように頑張ります!」と、支援先企業に言われます。モニタリングが動機づけになっているのでしょう。

モニタリングの頻度は、毎月がベストですが、企業の負担や支援者のスケジュールなども考えると、3か月に1回程度でも大丈夫です。少なくとも半年に1回は実施したいものです。

金融機関は、モリタリング実施について、気にします。

経営改善計画の発表の債権者会議などで、「モニタリングは実施されますか?頻度はどれぐらいですか?」と、よく質問が出ています。

モニタリング実施は、経営改善計画書の確実な実行を担保します。

もちろん、いくら分析を重ねた計画を策定しても、経営環境の変化などで、予定通り進まないことも出てきます。

そんな時、モニタリングを実施していれば、素早い変化対応を取ることができます。

モニタリングの実施で金融機関との信頼関係を回復させる

モリタリングを定期的に実施していると、金融機関との信頼関係も強まります。

経営改善計画書を策定した時点で、企業が当初の借入返済の約束を履行できず、金融機関から信頼を失っていることも多々あります(経営改善計画書は、経営が厳しいから作るものですから)。

しかし、定期的に金融機関にこちらから出向き、計画の実施状況の説明を積み重ねていく中で、金融機関からの信頼回復につながることがあります(ただし真摯に計画を実行している場合)。

金融機関への報告会の際、当初の数値目標とのかい離が発生していれば、理由と今後の対策を説明します。

誠実に計画達成に向けて努力していると、金融機関は「また応援しようか」、という気持ちをもってくれます。

以上モニタリングの実施についてお話ししました。次回は番外編です。

 

【関連記事】

会社を再建する!経営改善計画書の作り方⑥~番外編=私の仕事の進め方~

経営改善計画書策定後に大切なこと

2期連続の営業利益赤字になった。経営者は今すぐ何をすべきか。

【この記事書いた人】

プロフィール

【支援実績】

今まで支援した内容

「会社を再建する!経営改善計画書の作り方⑤~計画完成後のモニタリング~ 」
ご覧いただきありがとうございました。

 
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ にほんブログ村←ランキング参加中。参考になったら、ぽちっとお願いします。

「コンサルのちょっといい話」 関連の記事一覧

お問合せ
セミナーの依頼
 
ページトップ