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営業利益が赤字。その影響と必要な対策

=== 営業利益とは ===

自社の営業利益を把握しているだろうか。営業利益とは、売上から、材料費などの原価を引いて(売上総利益)、そこから、一般費および販売管理費などを引いたものだ。つまり、本業の事業で、いくら儲けてるかを示す数字だ。

経営者であれば、直近の決算数字はもちろん、過去数年の推移は、把握しているだろうと思う。

では黒字だろうか、赤字だろうか。黒字の場合は良いが、赤字の場合は、問題だ。特に連続して赤字が続いている場合は。

=== 営業利益が赤字の意味 ===

業績不振企業には、この営業赤字が、恒常化していることが多い。営業赤字に慣れている。赤字に関する感覚が、麻痺している。

本来営業赤字が1期でもでれば、大騒ぎして対策を立てなければならない。2期続くようなら、事業そのものを今後続けていけるのかどうか、判断していかなければならない。

もし、営業赤字でありながら、事業が継続できているとすれば、おそらく、①過去蓄積した現金を取り崩しているか、②役員などの関係者が個人的に補てんしているか、③金融機関から借入を起こしているか、いずれかの方法で、対応しているだろう。

しかしながら、上記3つの方法は、いつもでも続くわけではなく、何時かは行き詰る。順番としては、①金融機関の融資が受けられなくなる→②会社の現預金が枯渇する→③役員や親せきなどからの借入が限界になる。通常はこの流れだろう。

すべての方法が行き詰った時点で、事業は破綻する。事業を継続していくためには、営業利益を黒字化し、事業資金を捻出していく必要があるわけだ。

=== 営業利益赤字を黒字に改善する2つの手段 ===

営業赤字を改善し、黒字に持っていくためには、単純に言えば、2つの方法がある。売上を増加させるか、経費を削減するかだ。このご時世で、売上の右肩上がりは、難しい。売上を増加させるためには、広告費や人件費、材料代など、コストも多額にかかってしまう。赤字企業にはハードルとなる。

そこで採用されるのは、コスト削減だ。まずは役員報酬の削減から、あらゆる経費の徹底的なコスト削減が始まる。効果は目に見えやすい。一時的には営業黒字になるかもしれない。しかしこの際に、本来削るべきでない経費まで削減してしまい、会社が本来持っている強みや人材まで失ってしまうこともある。どのコストを削るか、注意したい。

役員報酬を削るのは、比較的心理負担が少ない(自分が我慢すればよいため)。しかし、この状態が長く続くのは、役員報酬という本来取るべきものが取れていないということであり、事業として付加価値がついているのか、顧客から支持されているのか、疑わしい。傷口が浅いうちに、撤退を含めた抜本策を探るのも、選択肢の一つかもしれない。

=== 営業利益の赤字は早めに対処が必要 ===

このように、営業赤字は、一度発生してしまうと改善が難しく、やっかいだ。赤字になりやすい起業時でさえ、2年目からは黒字化したい。大切なのは早目に気づき、傷が浅いうちに対策を立てることだろう。遅くとも営業赤字1年目が出たときには。本当はそれでも遅いかもしれない。経営者は、数字出揃う前に、異変に気付いているはずだから。

『いずれ景気がよくなれば、何とかなる』、など外部環境頼みで、手遅れになる前に。

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