サービス、小売、飲食などを、コンサルティングすることがあります。
コロナ禍において共通しているのが、集客に関する悩み。
✔ 固定客とのつながりをいかに深めて来店頻度を高めるか、
✔ 新規客をいかに獲得するか、
✔ 新規客をいかにリピート客に引き上げるか、
アナログ、デジタル、色々方法はありますが、今日はデジタル活用の集客について、考えてみたいと思います。
【目次】
店頭に立っていると見慣れないお客さんが来た。
新規客らしい。
最近新規客がちらほら増えてきた。あぁ嬉しい。
それで終わってはダメです。
一歩踏み込んだ分析が必要です。
どうやって新規客は店舗にたどり着いたのか。
その行動経路に、次の集客につながるヒントがあります。
可能なら直接聞いてみるか、アンケートを取ります。
またはデジタルで分析できます。
デジタル分析には、集客効果につながるヒント、財産がたくさん詰まっています。
自社がホームページ(以下Webサイトと呼びます)を作成しているなら、グーグルビジネスプロフィールの管理者登録をしていますか?
グーグルで自社Webサイトを検索すると、「あなたはこのページのオーナーですか?」というコメントが出てきます。
「ハイ」をクリックすると、管理者登録に進みます。その前にグーグルアカウント(gmailアドレスのこと)を取っていない方は取得してください。
管理者登録が完了すると、あなたの会社のグーグルマップを「お客さん」がどのように使っているか分かります。
1か月間で、
✔ 何人がグーグルマップで経路検索をしているか、
✔ 何人がグーグルマップの「電話する」のボタンを押して店舗に電話してきているか、
✔ 投稿した写真が何回閲覧されているか、
✔ 何人がグーグルマップからwebサイトに飛んでいるか、
試しに見てください、意外な結果に驚くことになるかもしれません。
グーグルマップから割引クーポンを発行して、集客することも可能です。
あなたの会社のWebサイトは、スマホ対応になっていますか?
スマホのグーグル検索で、自社のWebサイトを確認してください。
きちんと内容を理解できますか?字は小さくないですか?
スマホ対応がなぜ大切なのかというと、Webサイトの閲覧は、業種にもよりますが、ほとんどがスマホ経由だからです。
スマホサイトを作っていないと、閲覧者は字が小さく読みづらいので即離脱。
知らないうちに顧客獲得の機会を失っているでしょう。
予測される機会損失は以下の様なものです。
✔ 新規顧客獲得
✔ 提携先の獲得
✔ 人材採用
✔ マスコミ取材
一方で集客に悩み、一方ではみすみすチャンスを逃している。
もったいないと思いませんか?
こんな大きなチャンスに無頓着なのは、デジタルの可能性を過小評価しているからです。
過小評価しているので、詳しく知ろうとしない。
まずは、自社のWebサイトを分析してみる、グーグルマップの管理画面を見てみる、のが第一歩です。
Webサイトのアクセス分析は、無料の解析ソフト、「グーグルアナリティクス」と「グーグルサーチコンソール」が便利です。
Webサイトの制作会社に頼めば、設置作業料は有料かもしれませんが、Webサイトにコードを設置してくれます。
コードを設置すれば、分析を開始できます。
上記の無料解析ソフトを活用したアクセス解析で何が分かるのか。
Webサイトの閲覧者のエリア、性別、流入元(グーグルか、ヤフーか、SNS、YouTubeからか、など)、どんなページを閲覧しているか、どんなキーワードでたどり着いたのか、リンクを貼られているWebサイトやプラットホーム、など様々な情報が自分で確認できます(ただし、個人の特定はできませんのでご安心ください)。
これらの情報があれば、集客策や商品開発に活用できます。
例えば、
✔ 親和性が高いプラットホームや対象エリアに絞って広告を出すとか、
✔ 顧客の関心が高い素材を活用した新商品を開発するとか、
✔ 流入キーワード分析から顧客関心が高い記事をWebサイトに載せるとか、
✔ 自分たちが販売を強化したい商品の発信方法を決めるとか(SNSか動画かなど)
このように集めた情報を有効活用し、集客を強化できます。
アクセス解析は、顧客を知るための手段なのです。
とはいえ、多くの中小企業で、デジタル活用を始めたけど続かないのは、よくあるケースです。
誰かに成功事例を聞いたり、セミナーで勉強したり、そのときは「よしやるぞ!」と思う。
しかし、少し時間が経てば元の状態で、デジタル活用は後回し。
トライしてみたものの、なかなか効果が出ないからです。
支援先企業の経営者にはいつも話すのですが、デジタル活用にはマスコミ取材や広告投入の様な、即効性はありません。
粘り強い取り組みが必要なのです。
確かに、デジタル活用の効果が薄い業種もあります。
ただ、サービス、小売、飲食、宿泊観光、部門は効果が大きいと感じます。
もう一つは、人材の問題。誰がデジタル活用をするのか、ということです。
一番良いのは、自社で内製化することです。SNS投稿などが好きな社員がいれば良いのですが。
いない場合は、コストとの兼ね合いはありますが、アウトソーシングの検討です。
アウトソーシングは手軽ですが、難しい部分もあります。
外部パートナーの能力の問題とか、継続的に良い関係が続けられるのか、とか。
お話ししてきたように、グーグルマップ、スマホサイト、アクセス解析、、、。
コンサルティングしてきた私の感覚では、中小企業の中でこうしたデジタル活用に注意を向けている会社は少ないです。
繰り返しますが、効果が出やすい業種、出づらい業種はあります。だからすべての会社に適用できるとは限りません。
ただ、もし効果が見込まれるなら、他社が気付かないうちにデジタル活用を進めてみるのも一案かもしれません。
今日お話ししたことに興味がある方は、お手伝いしますので、お気軽にご連絡ください。
今日の記事で話したデジタル活用は、私自身が10年間、身をもって経験したことです。
失敗を繰り返し、試行錯誤しながら、今も取り組みを続けています。
限られた経営資源の中で、集客につなげていくために、デジタルは有効です。
さてところで、「愛媛県松山市 経営コンサルタント」 とグーグル検索すると、どのWebサイトが上位にでてきますか?
気が向いたら、試してみてください。
【この問題に対処する担当コンサルタント】プロフィール
【お手伝いの際の考え方】
【サービス料金メニュー】こちら
【ご契約までの流れはこちら】ご契約までの流れ
【この記事の問題を解決するための手段はこちら】
【関連記事】
体験してみた!中小企業デジタル化応援事業【前編】~事業の概要と使用した理由~
この記事の様なことで悩んでいる経営者のあなた。お問い合わせはこちらから(暗号化対応をしているので、コメントやメールアドレスが外部に漏れることはありません。24時間コメント受付、返信は翌営業日以降になることがあります)。☟