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【重要】「ウチのような中小企業は狙われない」が一番危険です。~当事務所への4万回の攻撃と、鉄壁の防衛戦記~

本日は少し毛色の違う、しかし経営者の皆様にとって極めて重要な「Webサイトのセキュリティ」「危機管理」についてお話しします。

実は、2026年1月下旬、当事務所のWebサイトに対して、海外から**数万回規模のサイバー攻撃(不正アクセス試行)**がありました。

結論から申し上げますと、サイトは無傷、個人情報等の流出も一切ございません。

事前に構築していた「多層防御システム」が完全に機能し、すべての攻撃を水際で遮断、無力化することに成功しました。

なぜ今日この話をするのか。それは、多くの経営者様が抱いている**「ウチのような地方の中小企業のサイトなんて、誰も狙わないだろう」という認識が、今の時代においては致命的な経営リスクになる**ということを、実体験をもってお伝えしたいからです。

なぜ、攻撃の予兆に気づけたのか? 決め手は「毎日の定点観測」

今回、私が攻撃を初期段階で察知し、実害が出る前に「鉄壁の対策」を打てた理由は、高度なAI監視システムを入れていたからではありません。

理由はシンプルです。私が毎日、自分のサイトのアクセス状況に「興味」を持ち、自分の目で確認していたからです。

私は日課として、GoogleアナリティクスやMicrosoft Clarityといった解析ツールで、「今日はどんな人がサイトに来てくれたかな?」と確認しています。

攻撃の予兆があった日、アクセスの総数自体に爆発的な変化はありませんでした。しかし、画面を見た瞬間、背筋に走るような**「違和感」**を覚えました。

「いつもなら記事を読んでくれる滞在時間があるのに、今日は一瞬で帰るアクセスが妙に多い」

「アクセスの元が、見慣れない国やプロバイダ(Namecheap等)に偏っている」

経営において、財務諸表を毎日見ていると「売上は変わらないのに、なんとなく原価の動きが変だ」と気づく瞬間がありますよね? あれと同じです。

この**「小さな違和感」を「ま、気のせいか」とスルーしなかったこと**。これがすべてでした。

すぐにWeb担当者と連携し調査した結果、それが人間ではなく「攻撃ボットによる偵察行為」であることが判明。即座にサーバー設定を変更し、その後の4万回の波状攻撃をすべて無効化することに成功しました。

なぜ、無名のサイトが狙われるのか?

今回、当事務所を襲ったのは「和田経営相談事務所」を狙い撃ちしたものではありません。

世界中のハッカーが放った「ボット(自動プログラム)」が、インターネット上のWebサイトを無差別に巡回し、**「鍵の開いているドア」**を探していたのです。

彼らの狙いは、サイトの乗っ取り、詐欺サイトへの誘導、あるいはサーバーを踏み台にした他社への攻撃です。

つまり、有名企業か無名企業かは関係ありません。「そこにサイトがあるから攻撃する」。これが現代のサイバー攻撃のリアルです。

もし対策をしていなければ、どうなっていたか。

サイトが改ざんされて閲覧者にウイルスをばら撒いたり、サーバーがダウンして何日もWebが表示されなくなったりしていたでしょう。

これは財務的な視点で見れば、単なるシステムトラブルではありません。

**「機会損失(売上の低下)」であり、何より「信用失墜(のれんの毀損)」**という、B/S(貸借対照表)には載らない最大の資産を失うことを意味します。

4万回の攻撃をどう防いだか? ~鉄壁の「二重の鍵」~

今回、当事務所のWeb防衛チームが講じた対策は、徹底的な「リスクの排除」でした。

  1. デジタルな「鎖国」を実施

当事務所の顧客は、日本の経営者様です。海外からのアクセスは必要ありません。

そこで、日本国内(JPドメイン等)からのアクセスのみを許可し、海外からの通信をすべて遮断する設定を導入済みでした。これにより、海外ボットからの攻撃の9割を「門前払い」にしました。

  1. サーバー負荷への攻撃(DoS)を無力化

今回、特に執拗だったのが「wp-cron.php」という、WordPressの裏側で動く機能への集中攻撃でした。

例えるなら、**「イタズラ目的で、玄関のチャイムを1時間に何千回も鳴らし続けられる」**ようなものです。鍵は開かなくても、チャイムを鳴らされるだけで家の中(サーバー)はパニックになり、動きが重くなってしまいます。

これに対し、我々は即座に**「チャイムの電源を抜く(機能の無効化)」**という対策を行いました。

その代わり、サーバー側で管理された正確な時計で、1時間に1回だけ自動的に業務を行うようシステムを組み替えました。

これにより、外部からどれだけチャイムを連打されても、サーバーは一切反応せず、平穏を保てるようになりました。

セキュリティ対策は「コスト」ではなく「投資」

「Webサイトの保守費用」を、単なるコスト(費用)と捉えている経営者様は少なくありません。

しかし、Webサイトが「24時間365日働く営業マン」であるなら、その営業マンが病気(ウイルス感染)で倒れたり、洗脳(改ざん)されてお客様に暴言を吐いたりしないよう守ることは、経営者の義務であり、立派な**「設備投資」**です。

当事務所では、今回の攻撃を完全に防ぎ切ったことで、改めてシステムの堅牢性が証明されました。

どうぞ安心して、当サイトをご利用ください。また、Webからのご相談も変わらず受け付けております。

「ウチのサイトは大丈夫だろうか?」「制作会社に任せきりで、詳しい設定はわからない」

もしそう思われたなら、一度、貴社のWebサイトの健康診断(セキュリティチェック)をされることを強くお勧めします。

サイバー攻撃は「見えない戦争」です。

しかし、正しく備えれば、決して恐れるものではありません。

今後も、皆様の経営を「守り」、そして「攻める」ための情報を発信してまいります。

引き続き、和田経営相談事務所をよろしくお願いいたします。

 

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