2011年4月の創業から15年間に渡り、和田経営相談事務所を構えたマツゲキアトリウム(以下マツゲキビル)。
マツゲキビルが2026年11月末に閉館することに伴い、当事務所もビルを退去し、新天地へ移転します。
移転先も決まり、今、引っ越し作業を始めています。このビルで仕事をするのも、あと1週間ほどです。
振り返れば、15年前。
17年間勤めた銀行を退職し、取ったばかりの中小企業診断士の資格を頼りに経営コンサルタントとして独立開業しました。
最初の2か月は、愛媛県が運営する創業準備室に入っていましたが、入居期限があります。
出店場所をどうしようか迷い相談した際に、快く入居を受け入れてくれたのが、銀行員時代に面識があったマツゲキビルのオーナー。
空きテナントになっていた部分を改装いただき、入居準備を整えていただきました。
開業したばかりで信用も実績もなく、何の後ろ盾もなく不安を抱えていた私にとって、心強いバックアップとなりました。感謝の気持ちで一杯です。
その後15年間事務所を継続できているわけですが、経営相談しやすい閑静な作りや、市内中心部にある良いアクセスが、顧客開拓に大きく貢献してくれました。
マツゲキビルには、愛媛県唯一の常設大衆演劇場「松山劇場」があります。
毎日15:00頃には、役者が観客を送り出す元気な声が聞こえてきていました。そうした慣れた情景が失われるのは、寂しいものです。
ビル閉館に伴い「松山劇場」も37年の歴史に幕を下ろします。愛媛県内の大衆文化発信拠点として、長い間本当にお疲れ様でした。
新事務所ビルは、現ビルから車で15分ほどの閑静な住宅街の中にあります。
落ち着いて経営相談できる良い環境です。
15年事業を続けていると、慣れというか、初心も忘れがちになります。
創業した時のギラギラした気持ちもなくなり、攻めの姿勢も影を潜めてきます。
私にとり、第1の創業は、2011年4月の事務所開設。第2の創業は、開業当初より兼務していた行政コーディネータ業務(週3日)を卒業し、事務所業務に専念した2014年4月。
そして今回の2026年11月の事務所移転を、第3の創業と位置付けます。
何もないまま飛び出して突き進んだ創業時を思い出し、心機一転もう一度頑張ってみたいと思います。