【目次】
中小企業経営者にとって、頭を悩ます問題は、後継者問題です。
私も中小企業支援をしていると、
☑ 後継者がいない
☑ 子息が後継者として入社しているが、
☑ 子息に指導するのは、第三者に対する指導より難しい
様々な悩みがあると思います。
一方で、後継者問題は、重要でありながら、緊急ではありません。
そのため、売上獲得や新事業展開、収益管理、人材採用、
そして気づいたときには、時間切れ、
今日は、「子息や幹部社員など、後継者は決まっているが、
「後継者に経営計画を作らせること」について、
後継者問題とは、「後継者を育成し、
後継者問題は、
「事業承継」(じぎょうしょうけい)という言葉を、
事業承継とは、
☑ 会社株式を節税スキームで、後継者にスムーズに移転させる →税金の問題
税金の問題だから、税理士に相談、
という一般的なイメージが先行しています。
確かに、株式や会社資産の移転問題は重要ですが、
最も大切な問題は、人=後継者の問題、
継承する資産の中には、もちろん株式もありますが、その他にも、
☑ 取引先や仕入れ先、金融機関等など、人的ネットワークの移転
☑ 経営ノウハウの移転
☑ 外部環境変化への対応力や新事業展開への企画力の移転
☑ 従業員との信頼関係の移転
などがあります。
これらの資産を極力スムーズに移転させて、
自分が第一線を退いたとたんに会社が傾いた、となると、
事業承継が上手くいかないのは、
ではどうすれば、良いか。
外部の経営セミナーに参加させる、取引先に修行として派遣する、
方法はいくつかあります。全て効果はあるでしょう。
私はそれ以外の方法として、「後継者に経営計画を作らせる」こと
私は、企業支援に入り、
もちろん、支援先企業の要望で、後継者には心配を掛けたくない、
経営計画には、色々な種類があります。
☑ 会社の将来展望を考える中期経営計画(5年計画)
☑ 設備投資や新事業展開の市場分析・費用対効果を測定する投資計画
☑ 事業承継をどのようにすすめていくかを検討する事業承継計画
などです。
経営計画を作るためには、色々な角度から、
また外部環境に対して、自社のどの強みをぶつけていくかの、
会社内部の分析を実施することで、
会社が設立からどのような歴史を経て現在に至ったのか、
など、実は大切だけれども、
後継者が経営計画を作ることのメリットは、
☑ 会社の歴史を学び、業界環境や自社の無形・
☑ 数値計画を策定するうえで、会社経営におけるお金の流れや、
☑ プロジェクトを率先することで、リーダーシップが育つ
☑ 調査や資料作成を通じて、社内外のネットワークが強化される
☑ 経営に対して当事者意識が強くなる
などです。
なぜこうしたメリットがありながら、後継者育成の一環としての経営計画策定が進まないのでしょうか?
以下のような理由かもしれません。
☑ 急いで作る理由がない、目先の日常業務が優先
☑ 短期的には売上につながらないため、
☑ 自社内で経営計画を作るノウハウがない
などです。
すぐに売上につながらない(しかし重要な)
自社内にノウハウがないのなら、
銀行や行政系の中小企業支援組織は、
もちろん、当事務所でもお手伝いできますよ。
一度検討してみてはいかがでしょうか?
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事業計画を作る過程で何が得られるか
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