セミナーについてお話しておきたい。
開業して5年間、年によって違いはあるが、年間10~20本程度のセミナー講師の仕事をしてきた。
開業当初は、物珍しさやご祝儀の意味もあり、ポンポンとお声がかかった。信用、実績がない中で、よく呼んでいただけたと思う。(主催者、紹介者に感謝!)。一つ一つのセミナーに対して、全力で準備を行い、例え報酬が安くても手を抜かない事。最初はこういう姿勢が必要だと思う。
数を経験してくると、リピートの声掛けがある。これは、前の仕事が評価された、ということで嬉しい。
セミナー講師の仕事は、2種類あると思っている。一つは、主催者から声をかけていただく場合(厳密にいうと主催者のテーマで依頼される場合と、こちらから企画を持ち込む場合がある)。
もう一つは、自社が主催者となってやる場合。後者の場合は、より労力を使う。企画、会場選定、集客、運営、集金など、自分ですべてやらないといけない。一番大変なのは集客。集客のためには、良い企画立案も必要だし、広告宣伝費もいる。とても疲れてリスクも発生するが、ノウハウは蓄積される。
当事務所は、いままで2回自社開催を行った。もともと先輩コンサルのお手伝いをした際、自主開催のやり方を勉強したのだ。
セミナーは、それ自体が営業だ。しかも参加していただく方(特に自主開催の場合)は、興味があって参加いただくわけで、こちらが積極的にコンサル提案などの営業をする必要がない(もちろん、参加いただくためには、DMやネット告知など、色々営業はしますよ!)。
起業する際、コンサルの先輩に「コンサル業務の成約につなげたければ、セミナーをやればいい。」と、教えていただいた。
セミナーをする際には、構成に気を使う。参加者を退屈させないために、どのような話し方をすればよいかも研究する。そして、自分が一方的にしゃべらず、参加者と意思疎通を図りながら進めることにも、気をつけている。
今後の展開としては、県外に進出をしたい。県外の連携相手がいれば、共同開催を検討するし、自主開催としても打って出る。今年はその元年にしたいと考えている(2019年11月時点では、愛媛県中心に活動しています。思い通りにはなかなか進まないものです)。
【参考記事】
地方で中小企業診断士として食っていくと決めた5年間の備忘録⑧~愛媛という市場~
自分の事業の方向性を整理してみた
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