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【在庫 多い?】決算書の棚卸資産は大丈夫?原因と対策・銀行の見方(2026年版)

「ウチの会社は黒字のはずなのに、いつも通帳にお金がない。利益は一体どこに消えたんだ?」

「税理士さんが作ってくれた決算書を見ると、なぜか毎年『在庫(棚卸資産)』の金額が増え続けている気がする…」

「倉庫の奥には何年も動いていないホコリを被った商品(不良在庫)の山があるけど、これって決算書ではどう扱われているんだろう?」

愛媛県を中心に全国の優良企業の財務戦略を支援する和田経営相談事務所の見解は

「黒字なのに現金がない」と悩む経営者の決算書を分析すると、ほぼ100%の確率で「B/S(貸借対照表)の在庫(棚卸資産)が異常に膨れ上がっている」という恐ろしい病巣に突き当たります。

愛媛県を中心に全国の優良企業の財務戦略を支援する和田経営相談事務所の見解としては、売れない不良在庫をいつまでも資産として決算書に乗せ続ける行為は、「架空の利益をひねり出して税金を払い続け、自らの手で会社の現金を枯渇させる『経営の自滅行為(黒字倒産への道)』」であると断言します。

この記事では、元銀行員のプロフェッショナルな視点から、多くの中小企業が陥っている「在庫過多=見せかけの利益」という残酷なからくりと、銀行が容赦なく不良在庫の価値を「ゼロ」と見なす厳しい審査基準、そしてこのどんぶり勘定から抜け出すための絶対的なルールについて、一切の忖度なしに徹底解説します。

なぜ「在庫が増える」と「利益が出る」のか?(残酷な計算式)

在庫管理が杜撰な会社が赤字に転落しそうになった時、最も簡単に(そして最悪な形で)黒字をねん出する方法があります。それが「期末の在庫金額を水増しする(または不良在庫をそのままにする)」ことです。

【図表】期末在庫が増えると利益が増えるからくり

期末在庫を過大計上することで原価が減り、利益が水増しされるからくり

【図表のテキスト解説】架空の利益が生まれるロジック

損益計算書(P/L)において、利益の源泉となる「売上原価」は以下の計算式で求められます。

  • ・【売上原価 = 期首在庫 + 当期仕入 − 期末在庫】
  • ・つまり、引く数である「期末在庫」の金額が大きくなればなるほど、売上原価は小さくなり、結果として「見かけ上の利益」が増える構造になっています。
  • ・本来であれば「価値ゼロ(廃棄)」として原価に計上(損失処理)すべき不良在庫を、買った時の値段(簿価)のまま期末在庫として残しておけば、会社は簡単に黒字化します。
  • ・しかし、それは現金(キャッシュ)を伴わない「架空の利益」に過ぎず、架空の利益に対しても法人税は容赦なくかかるため、会社の現金は確実に削り取られていきます。

社長の「どんぶり勘定」が不良在庫の山を築く

なぜ、決算書の在庫金額はこれほどまでに実態と乖離(過剰計上)してしまうのでしょうか。その原因は社長の「当事者意識の欠如」に他なりません。

  • 1. 年に1回の「適当な」棚卸し:毎月の実地棚卸(現物確認)をサボり、決算期末に現場の感覚だけで適当な数字を書き上げる。
  • 2. 「いつか売れる」という幻想(ルール不在):「仕入れてから3年経ったものは価値をゼロ(評価損)にする」といった冷徹な社内ルールがなく、社長の「もったいない」という感情だけで不良在庫を資産として計上し続ける。
  • 3. 税理士への丸投げ:税理士は倉庫の中身など見ません。社長が出してきた(実態と乖離した)棚卸表の数字をそのまま決算書に打ち込むだけです。
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和田経営相談事務所が10年以上蓄積した財務ノウハウを完全学習したAIチャットボットが、24時間365日、登録不要であなたの決算書を診断します。

■ ご利用は簡単3ステップ

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【入力プロンプト】
和田経営相談事務所の財務ロジックに基づいて、アップロードした直近2期分の決算書から、当社の「棚卸資産回転期間(在庫の滞留状況)」を算出し、業界水準と比較して客観的に診断してください。特に、売上高の推移に対してB/S上の「棚卸資産(商品・製品・仕掛品等)」が不自然に膨張していないかをチェックし、銀行の審査担当者が「この会社は不良在庫を隠して利益を水増ししているのではないか」と疑うであろう危険な兆候がないかを辛口に判定し、資金繰りへの悪影響を指摘してください。

銀行は「不良在庫=価値ゼロ」として実質赤字を暴き出す

社長が「ウチは黒字だ」と喜んでいても、銀行の審査担当者の目は誤魔化せません。銀行は「在庫が多い(棚卸資産回転期間が異常に長い)」決算書を見た瞬間、強烈な警戒心を抱きます。

【図表】銀行による「実態自己資本」の査定(マイナス補正)

銀行が不良在庫分をマイナス評価し、実質的な純資産を算定するイメージ

【図表のテキスト解説】不良在庫が自己資本を食いつぶす仕組み

銀行は審査の過程で、決算書の数字をそのまま信用するのではなく、以下のように「実質的な財務内容」を再評価します。

  • ・銀行は、何年も動いていない不良在庫を「資産」とは認めません。
  • ・決算書の純資産(自己資本)から、「架空の在庫金額(不良資産)」を容赦なく差し引いて(実態自己資本の算定)評価します。
  • ・その結果、表面上は黒字で資産超過に見えても、銀行の内部格付けでは「実質赤字・債務超過」と判定され、新規融資が完全にストップする致命傷となります。

「見せかけの利益」を捨て、真のキャッシュフロー経営へ

このどんぶり勘定から脱却し、強靭な財務体質を作るためには、社長自身が「血を流す覚悟」を持つしかありません。

【図表】在庫が多い原因と経営者が取るべき対策

在庫過多の原因と、経営者が取るべき具体的な対策一覧

【図表のテキスト解説】在庫適正化への具体的なステップ

不良在庫の山を解消し、資金繰りを改善するためには、以下の対策を徹底する必要があります。

  • 1. 月次棚卸の絶対遂行:年に1回の適当なカウントをやめ、毎月必ず現物と帳簿を合わせる。
  • 2. 冷徹な「評価損・廃棄ルール」の徹底:「〇年以上動かない在庫は、強制的に評価をゼロにして廃棄する」という社内ルールを作り、例外なく実行する。
  • 3. 【要注意】計画的な処理による止血:過去何年にもわたって蓄積した巨額の不良在庫を「今期で一気に全額廃棄(損失計上)」すると、一撃で債務超過に転落し、融資を引き揚げられる危険があります。税理士と綿密に協議し、数年かけて段階的に処理していく戦略的撤退のシナリオが必須です。

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まずは自社の「現在地」を正しく把握することが、次なる成長への第一歩です。どうぞお気軽に、画面右下のチャットから話しかけてみてください。

【まとめ】在庫は「資産」ではなく「資金を凍結させる不良資産」の予備軍

在庫は、販売されて初めて現金(利益)に変わるものであり、倉庫に眠っている間は「資金繰りを悪化させる元凶」でしかありません。
「もったいない」「赤字にしたくない」という社長の甘えが、架空の利益を生み出し、会社を静かに窮地へと追い込みます。決算書の異常な在庫数値から目を背けるのをやめ、ありのままの「実態」を直視し、不要なものを切り捨てる決断を下してください。


【※ご注意※】当事務所では、銀行を騙すような悪意のある粉飾決算の隠蔽や、その場しのぎの不誠実な資金調達のご相談は一切お断りしております。

一方で、AIによる客観的な診断結果を踏まえ、「税理士任せのどんぶり勘定で、悪気なく不良在庫を放置してしまっていた。これを適正化し、銀行から文句を言われないクリーンな財務を作りたい」「巨額の不良在庫を抱えているが、銀行の信用を落とさずに段階的に処理していく『抜本的な経営改善計画』を一緒に作ってほしい」という、誠実で本気の経営者様は、ぜひ当事務所の初回無料相談をご活用ください。

元銀行員の厳格な視点に基づき、架空の利益という麻薬から完全に脱却し、銀行が「この社長の再建計画なら全面的に支援したい」と評価せざるを得ない、手元に確実に現金が残る強靭な財務体制の構築を伴走支援いたします。コンサル費用を、自社の圧倒的な信用力と現金を築き上げるための「投資」と捉える本気の経営者様からのご相談をお待ちしております。まずは以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。



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