お問合せ

経産省 12年度概算要求を検証する

Tag:

先日、日刊工業新聞を読んでいると、経済産業省の「12年度概算要求」の記事が出ていました。

その中でも、私が特に気になったのは、事業再生支援・下請取引適正化(55億円)、地域商業活性化(64億円)でした。以上2点の内容について、少しお話してみたいと思います。

①事業再生支援
【内容】
中小企業再生支援協議会と、今年設置した事業再生引き継ぎセンターの両事業拡充がメイン。企業再生の専門家が再生に取り組む中小企業の相談に応じるほか、事業承継の専門家が引き継ぎに必要なアドバイスを実施する。

金融庁の金融円滑化に関する方針転換 (詳しくは→こちら) に連動し、中小企業再生支援協議会を有効活用する方針が見えてきます。(中小企業再生支援協議会相談時の注意点は→こちら)というわけで、来年は事業再生案件で診断士の活躍するフィールドが、更に広がっていくのではないでしょうか。
②地域商業活性化
【内容】
商店街とまちづくり会社が連携して、まちづくり計画と商業活性化を進める事業に20億円を計上。地域の高齢化に対応するため、商店街の中に介護施設や憩いの場を設置するなどの積極的な取り組みに補助金を支給する。

私も商店街に事務所があるため、商店街関係の行政の取り組みについては興味があります。確かに、商店街は空き店舗が増加しているため、介護施設や憩いの場の設置というのはいいかもしれません。ただし、例えば介護施設を設置するにしても、商店街は駐車場がいつもネックになりますので、その点はクリアする必要があります。

以上、経産省12年度概算要求から、私が気になった点についてお話してみました。こうやって、行政の動きから、社会がどう動いていくのか予想して準備しておくこと・・・。これもいつもクライアントと一緒に考えている市場調査と同じかもしれませんね。

人気ブログランキングへ←ランキング参加中。ぽちっとご協力よろしくお願いします。

「経産省 12年度概算要求を検証する 」
ご覧いただきありがとうございました。

関連タグ:

「その他の記事」 関連の記事一覧

お問合せ
セミナーの依頼
 
注目の記事カテゴリ

経営者の方へ

銀行員の方へ

中小企業診断士の方へ

ページトップ