~マイナンバーカードでの確定申告手続きの苦労話~
昨日、所得税の確定申告の手続きを終了させました。
何年か前から「e-tax」を活用して、ネットで申告を行っています。
事業者は、税理士さんに依頼して代行してもらう方が多いと思いますが、私は、起業してから毎年自分で申告しています。
1年に一度なので、e-taxの使い方を忘れることも多く、e-taxサポートデスク(コールセンター)のやっかいになります。時間がかかり、非効率な面もあります。
今年は、去年までの住基カードからマイナンバーカードに切り替えたので、特に苦戦しました。
カード読み取り機がマイナンバー対応できていない機種だったので、買い換えのため、電器店に走りました。(機種が対応できていないことに中々気づかず、何度もエラーを出しました)。また、暗証番号を複数回ミスしたことで番号にロックがかかったため、暗証番号初期化のため、市役所に走ったりもしました。
エラーを出す度に、サポートデスクに電話し、その度に担当者が変り、状況を一から説明し、OSやプラウザを聞かれ(何の意味があるのか?)、ストレスが溜まりイライラしました。
サポートデスクの担当者もこちらの悩みを把握できず、マニュアルに従って色々ヒアリングしてくるのです。経験不足の様子でした。ビジネス雑誌か何かで、コールセンターの職員の離職率が高いと言う記事を見ましたが、「ああ、これか」と納得しました。
~自分で確定申告することのメリット~
一方、自身での確定申告は、メリットもあります。自分で苦労して申告すると、納税者としての意識が高まることです。「社会資本を活用して生活しているのだから、払うべきものは払うべきだ」、と考えていますので、必要な投資はしますが、決算時期などに行う過剰な節税対策はしません。(投資は、年間を通じて必要事項を計画的に行うもの、だと思っています)。
また、自分で1年のお金の流れを振り返ることは、今後の事業戦略を考える機会にもつながります。経営コンサルという職業柄、起業アドバイスにも活きてきます。
申告の流れとしては、ノートに領収書を貼り付けながら、やよい会計ソフトに1年間の仕分けを入力し、決算仕訳をして、そのデータをe-taxソフトに落とし込みます。落とし込んだ内容に、添付資料(源泉内訳や住宅控除、社会保険の内訳など)を紐付けし、マイナンバーカードで電子署名し、送信します。
今年は、送信しても何度もエラーメッセージが出たので、エラー原因を究明しきちんと送れたときは、ホッとしました。
今回は、マイナンバーカードを使った初めての申告だったので、苦戦しました。来年はもう少しスムーズに申告できたら良いな、と思います。