最近、「当たり前がありがたい」と気づく機会があった。
一つは、いつも使っているノートパソコンの調子が悪くなったこと。起業した時に購入したので、5年が経過した。アダプターなのか、本体の接触なのか、電力が伝わらず、電源がオフになる。調子がいいときもあり、悪いときもあり。これには困った。予定している作業が進まない。
だましだまし使っていたが、とうとう2日前に、電源ボタンを押しても動かなくなった。デオデオに修理の相談に行くと、メーカーに送るので、時間は2週間かかる、修理代は数万円かかると言われ、購入することにした。購入後、セットアップに半日時間をいただきたいと言われ、結局1日パソコンが使えなかった。
パソコンが使えないと不安ですよ。仕事は全く進まないので、困った。
もう一つは、愛媛県の南予地方に出張に出かけた時のこと。高速が事故で通行止めになっていた。少し早めに出発したのだが、一般道の山道を走ることになり、客先に遅れる旨、連絡を入れることになった。一般道のなんと時間のかかることか。途方に暮れた。
久しぶりに走った道だったが、飲食店や小売店は、高速ができたことによる通行量の減少で、軒並み閉鎖に追い込まれていた。帰りは普段通り通行できたので、嬉しかった。
普段当たり前に使っているパソコンや高速道路。
使えなくなってはじめて、便利さと、ありがたさに気づいたのだった。それに気づけたと言うことで、よかったのかもしれない。