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4年目の春~これからの新たな3年間の意味~

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本日は、4月1日。日本全国で入社式が行われるなど、新しいスタートを緊張しながら切っている人が多いことだろう。

当事務所も本日で3周年。今日から4年目を迎えることになる。おかげさまだ。

3年前の今日、何も見えないまま走り出したことを思い出す。不思議と、不安より希望が大きかったように記憶している。業界のことをあまり知らなかったからだろう。

4年目を迎えて、仕事のスタイルを変えることにした。具体的には、行政関係の仕事を減らし、民間受注を増やしていく方針とした。

過去3年は、起業したばかりで信用も薄く、仕事も少なかったため、週に何回かは、行政がしている創業・新事業展開支援のコーディネーターの仕事をしていた。このコーディネーターの仕事を任期満了に伴い3月で退任し、公募に再応募しなかった。

この仕事のメリットは、①色々な人と知り合いになることができネットワークが広がること、②行政の仕事をしていることで信用がつくこと、そして何より③安定的な収入が得られること、である。勉強になったし収入面でも助かった。

コンサルタントとして起業を考えているのなら、まずは行政の仕事に採用され、信用をつけていくことがよいのではないか。(しかし行政は、実績を重視するので、中々採用されるのが難しい側面もある)。

行政の仕事と民間の仕事、一番大きな違いは、誰から報酬をもらうかだ。行政仕事は、税金を原資として報酬を受け取り、民間仕事はクライアントから直接報酬を受け取る。お金をもらう方を見て仕事をするのは、当然の摂理であり、行政仕事と民間仕事は求められるものも違う。

コンサルタントには、行政仕事を中心とするやり方と、民間仕事を中心とするやり方がある。どちらもメリット、デメリットがあり、一概にどちらが良いとは言えない。人それぞれの経営方針だ。

私は起業時から、徐々に民間受注にシフトしていきたいと考えていたので、そのことを意識して準備を進めてきた。起業して3年を経て、ようやく準備が整い、体制を変更したわけだ。

サービス料金の受益者負担(クライアント負担)である民間仕事は、成果に対する評価も厳しい。クライアント自身が報酬を負担しているからだ。サービスの質が低いと判断されれば、契約は解除される。リピートにもつながらない。その結果、収入は安定しない。当然リスクは大きくなる。

そうした意味で、これからの3年間は、自分の中で第2創業期間と位置付けている。自分の両足でしっかりと大地を踏みしめる。

厳しく真価が問われる3年間となろう。だからこそやりがいがあるのだ。

「4年目の春~これからの新たな3年間の意味~ 」
ご覧いただきありがとうございました。

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