私の事務所は、松山市の中心商店街にあります。中心商店街といっても、メイン通りから、少し外れて、裏通りにあります。中心商店街には、商店街振興組合が、7つあります。私が属しているのは、振興組合ではない、町内会の「南銀天街商店街」であり、約30店舗から形成されています。
松山の中心商店街は、大街道~銀天街がメインストリートです。大街道の三越を起点に、高島屋を終点とした人の流れです。途中で大きく折れ曲がる、「L字型」になっています。南銀天街はL字の折れ曲がる地点を起点として、約100メートル程度続いています。目の前で人の流れが、折れていきます。
最近、南銀天街でも人通りがめっきり減ったという話を聞きます。1年前までは空き店舗がほぼゼロだったものが、最近何店舗か退去し、空き店舗が目立つようになりました。
その様子を見ていると、通行量をあてにした事業展開は、もう難しいのではないかと思います。その店をまっすぐ目指して、その店に来ることを目的として、来街する。強い顧客誘引力がある店舗展開が必要ではないか、と思います。
当南銀天街商店街では、小売店舗や、衣料店、飲食店などの新規出店は今後も苦戦が予想され、逆に目的型店舗(例えば習い事スクールや、士業の事務所など)、隠れ家的な立地が好まれる店舗には、適しているかもしれません。