前回立地の話をしました。今回は設備投資の話です。
飲食業の出店の話を聞いていると、最初から設備投資で多額の資金を投入する計画を立てている事業者がいます。正直大丈夫かなぁと思います。過大投資だと感じるケースで結構多いのが、異業種からの参入組です。
現在地方では、電機メーカーの工場撤退が続き、そのため早期退職制度を利用し割増退職金をもらい、第2の人生を踏み出す方がいます。そのこと自体は、自分の夢を追うことですから、とてもいいことだと思います。しかし問題は投資の仕方です。
例えば厨房設備や内装工事の業者を1社に絞らず、相見積を2~3社からとるだけでコストは削減できます。色々な業者から色々な角度で話を聞けることで開業のリスクが少なくなります。
異業種参入の方は、どうしても資金があり、また業界知識も不足していることから、不要な投資をしがちです。最初の投資は、最小限でいいのです。もしうまくいかなければ(最初はその可能性が高い)、より良い形に軌道修正ができるよう、できるだけ身軽に事業を始めたいものです。事業は小さな失敗を繰り返しながら、前進していくものだと思います。
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