「農業の行く方向を考えてみる」第2回は農作物の輸出に関する話です。TPPで輸入に関する脅威が叫ばれていますが、一方では、アジア等成長市場への輸出拡大のチャンスでもあります。
しかし中国など大きな市場に進出する際、意外と盲点になっていることがあります。それは、参入障壁になっているのは、「関税より植物検疫」ということです。例えば中国で輸入が認められている日本の農産品は、「林檎、梨、米、茶」の4品目です。販路開拓しようにもできないのです。日本政府も中国政府に対して、農産品の輸出解禁要請をしていますが、今のところ解禁される気配はないそうです。
アジアなど成長市場への輸出拡大については、この問題を解決していく必要がありそうです。民間レベルでは、今のところどうしようもありません。