本日は東京で認定事業再生士の総会に出ていました。
基調講演を担当した事業再生コンサルタントの話が印象に残りました。
そのコンサルタントは40歳前の若手ですが、かなり事業再生に関する経験を積んでいるようでした。コンサルティングの手法はハンズオン。(再生企業の中にどっぷりと入りこんで再生する手法。デスクや名刺をもらい社内から改革。)
計数で成果をコミットして、成果報酬をもらっていくというやり方です。チームを組んでメンバーとチームコンサルティングをするようですが、事業再生は自分たち支援側からしても、とてもしんどいと言っていました。チームメンバーが立て続けにうつ病を発症したり、健康を害したりして、チームを去っていったそうです。事業再生は、自身の身を削る一面もある仕事なのです。
仲間が去っていけば寂しいけれど、また新たなメンバーを集めて走り続けなければならない、と言っていました。講演は参考になることが多く、すごいとは思いましたが、いくらクライアント企業が立ち直っても、メンバーが健康を害するのでは残念だなぁと思いました。そういう意味で考えさせられる講演でした。