経営にストレスはつきものです。当然のように私にもあります。
先日、脳研究者の池谷裕二氏の書籍「脳は何かと言い訳する」を読んでいると、このストレスに関して興味深い記述がありました。「予測と回避があればストレスが軽減される。」人間に電流を流す実験(もちろん合法的な)で分かったそうです。考えてみると確かにそうかもしれません。
ここに経営につながるヒントがあります。例えば企業が新たな事業展開に進出するとします。
まず、想定されるリスクを『予測』していくこと。進出した新事業に競合が参入してくるかもしれない。当初は思ったほど商品が売れないかもしれない・・・。実際そうなると打撃は大きいですが、想定しておくことで準備ができます。ストレスも『予測』していない時よりは軽減されるでしょう。
もう一つは、『回避』。〇万円まで赤字が出たら、この事業は撤退する。〇年経っても顧客に広まらなければ撤退する。最初に決めておくことで客観的な判断が下せます。人間どうしても投資をしてしまうと撤退に躊躇します。あらかじめルール化しておくことで、撤退時期に関して感じるストレスは軽減されます。
経営にストレスはつきものですが、『予測』や『回避』に意識を向け、ストレスを軽減したいものです。私も経営の中で『予測』『回避』に注意を払っていきたいと思います。
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