日本銀行が発表しているデータによると、近いうちに国内貸出市場の主役交代が起こりそうです。
具体的には、今までトップを走っていた都市銀行を地方銀行が融資残高で追い抜こうとしています。2012年9月時点では、都市銀行計167兆円に対して、地方銀行計で163兆円まで迫ってきています。都市銀行が年々融資残高を減少させていることに対して、地方銀行は融資残高を年々増加させてきています。
地方銀行は、今まで都市銀行しか取引がなかったような企業にもどんどん進出しています。家電業界をはじめ、今まで市場から直接資金調達を行っていた元優良企業が、格付け低下のため、銀行借入等の間接金融にシフトしてきたというネガティブな要因もあるのかもしれませんね。都銀は新興国向け貸出を増やしていく方向でしょうか。
昔からそうですが、県外に本店を置く地方銀行の中には、積極的に新規融資先開拓をしている銀行があります。新しく取引銀行を増やすことを検討している企業があれば、県外の地方銀行も選択肢にいれてみてはいかがでしょうか。
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