野田前総理が衆議院を解散し、自民党の政権奪回が現実味を帯びてきてからというもの、あれほど円高、株安に苦しんでいたのが嘘のように、為替は円安、株式相場は株高に振れています。
安倍新総理が経済上潮派なので、今後公共工事が増加したり、また一層の金融緩和が図られるのではないか、という期待感からです。
この現象を見ていると、景気とはまさしく「気持ち」であると感じます。国民の中で「今後景気はよくなるはずだ」と考える人が多ければ、お金の周りはよくなります。お金が循環しだすと景気はよくなります。
日本人はお金持ちです。個人資産が1400兆円以上あると言われています。景気低迷や社会保障費の増大で、その個人資産が預金者の不安感のため、凍結され、塩漬けになっているのです。不安感を払拭すれば、このうちのいくらかが市場に出てきて、景気は今よりはよくなるはずです。仮に5%動いたとしても70兆円。政府が発動する経済対策を軽く上回ります。一番の景気対策は、国民一人一人の安心感を醸成することですね。
最近の円・株式の相場を見ながら、そんなことを感じています。
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