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道後温泉の改装が議論されています

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松山市では今、道後温泉の改築が議論されています。

日本でも最古の温泉と言われている道後温泉は、映画「千と千尋の神隠し」の建物のモデルになったとされ、ドラマ「坂の上の雲」でも登場しました。年間約100万人の入浴客がいます。そのほとんどが観光客で、地元住民は案外入浴したことがないのです。その道後温泉本館、老朽化から耐震性に問題が生じ、改装が必要になっているのです。

そこで困るのは地元道後温泉の観光で生計を立てている方たち。ただでさえ、年々減少している観光客が、改装期間約10年前後の間、激減すると予想されているからです。対策として道後温泉本館に代わる施設の新築が議論されていましたが、費用がかかるうえ、財源が捻出できず、新築案はボツになりました。

代替案として、道後温泉の外湯で市民の利用率が高い、「椿の湯」を観光客向けに全面改装することになったようです。

いずれにしても、道後の観光客が減少しているということは、道後地区の観光地としての魅力が低下しているということです。ハード面も大切ですが、愛媛に根付いている「おもてなしの文化」をはじめとする接客力、料理や観光スポットなどのソフト部門の能力が落ちているのではないかと心配しています。全国の温泉街の中でも、九州の湯布院や黒川温泉などサービス力の強化で検討している地域もあります。道後もそれらの地域に負けずに頑張ってほしいものです。

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