パナソニックとシャープが窮地に陥っています。数年前、液晶ブームでわが世の春を謳歌していた2社の現状の惨状を誰が予想できたでしょうか。
2社ともに好調期に国内に大規模な工場建設という設備投資を行っています。競合激化による価格の下落と需要の一巡により、工場の稼働率が低下、固定費負担の増大により、大幅な撤退を余儀なくされています。
この事例から自分なりに頭に入れていきたいことが3つ。
1つ目は、絶好調期は商品の成熟期の可能性があり、今後需要が低下する可能性がある。よって好調期の大きな設備投資については慎重に判断し、リスク分散を図ること。
2つ目は、安定した会社などない。環境の変化によって、優良企業が一気に転落する可能性がある。よって会社に寄りかからず、自分の能力を高め、有事のために準備をしておく必要があること。
3つ目は、企業の価値は、経営不振時にこそ、試される。ピンチをいかに乗り越え将来につなげていくかが、経営力であること。
日本を代表する2社であり、乗り越えてほしいと思います。2社の今後に注目したいです。
にほんブログ村←ランキング参加中。この記事が参考になったら、ぽちっとお願いします。励みになります