法人化についてに関する事業者からの相談が多いと前回お話しました。そして法人化に踏み切った理由も。
今日は、法人化しなかった事業者にスポットを当てたいと思います。複数の事業者に「なぜ法人化しなかったのですか。」と聞いた答えが以下です。
【なぜ法人化をしていないのか】
①法人手続きが面倒で費用もかかる
②経理処理の手間が増える
③赤字でも税金がかかる（法人住民税）。
④給与の変更など機動的な対応がやりにくい
⑤定期的な登記手続きなど面倒
⑥法人化しなくても支障がない。そもそもなぜ法人化する必要があるのか
私も現在は法人化していません。いずれはしようと思っていますが、急いでする必要は特にありません。コンサル業という業種柄でしょうか。コンサルタント業で法人化しても、休眠状態にしている会社もあると聞きます。
また経営コンサルタントは、自身の考えや個性を強く持っている方が多く、法人化して組織として動くことを好まない性質なのかもしれません。
2回に分け、法人化について「法人化した先輩」と「法人化しなかった先輩」のインタビュー結果をお話してきました。どちらがメリットがあるということではなく、自身の置かれた状況や業種特性など総合的に判断して、法人かするかしないか判断してはいかがでしょうか。
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地方銀行に17年勤務しながら、2011年に中小企業診断士の資格を取得。資格取得後、独立開業。2015年に経済産業省から経営革新等支援機関に認定されている。
独立後13年に亘り、「金融のことも経営のことも両方わかる経営コンサルタント」として、
中小企業支援に携わる。経営力強化、赤字立て直し、財務体質改善、資金調達支援など、100社以上の支援実績がある。
金融知識、財務知識を活かし、中小企業の経営課題解決に特化した経営コンサルタントとして活動している（2024年時点）。
和田経営相談事務所代表 和田 健一
