LLC(合同会社)での会社設立が増加しています。
合名会社や合資会社と違って、有限責任社員だけで設立が可能なため、ハードルが下がっているようです。
仕事仲間で話が盛り上がり、設立するケースもあるようです。見ていると途中でもめるケースがあります。規約や役割分担を決めないまま、勢いで走り出すからです。順調にいっていても利益の配分でもめたり、うまくいかなければ「責任のなすりつけあい」になります。
合同会社でうまくいくケースは、任意グループで長年活動を共にしているなど、方向感が同じメンバーで設立したケースです。
以前合同会社を設立した方に、何人かにインタビューしたことがあります。「なぜ株式会社ではなく、合同会社なのですか?」
答えは、「トップダウンではなく、お互いがフラットな立場で事業を協力して行いたいから。」ということでした。
お互いの関係が良好で、相乗効果を生んでいるときはいいですが、合同会社の社員1人1人に同じような議決権、権利があるため、方向がずれだすと収拾がつかなくなることもあります。そうしたことも十分に勘案の上、設立したいものですね。
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