中小企業診断士の勉強をしていて、突き抜ける瞬間(または一皮むける瞬間)というのを経験しましたのでお話してみたいと思います。
だいぶ前の話になりますが、実は私は18歳から32歳まで空手をしておりました。その中で、自分のことはさておき、稽古では強いんだけれど試合ではあまり勝てない選手がいました。稽古も休まず熱心、性格も素直、素質もある、しかしなぜか試合では勝てないそんな選手がいました。その選手は負けても負けても試合に出続けました。練習しても勝てないため、気の毒に感じる人も少なくなかったでしょう。
しかしある大会で見事優勝しました。その時からその選手は以前のことがうそのように常勝選手になったのです。それは負けても負けても反省し、修正し、目には見えないけれども少しずつ向上していたからでした。そしてある日をきっかけに「突き抜けた」のです。
こういう話は診断士試験において時々聞く話です。事実私もそうでした。2次試験を1度不合格し、3回受けた模試もぱっとしませんでした。模試の判定は「このままでは難しい」でした。ところが、試験2週間前ぐらいに「突き抜けた」のです。そして合格できました。
この話から分かることは、途中過程での結果に一喜一憂せず、淡々とやるべきことをやり続けることが結果を生むということです。それまで自分を信じ続けることができるかです。信念が揺らぐと初心に戻るのです。なぜこの試験を受けるのか。合格して資格をどう活かしたいのか。揺らぐと常にそこに還るのです。
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