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個人事業主の確定申告の話

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何か月前、ある事業者とお話する機会がありました。時は確定申告のシーズン、私も個人事業主なので、確定申告の話になりました。

事業期間の長いその事業者は、何十年来の申告を青色申告でやっています。聞くと青色申告控除は10万円、奥さんが常勤にもかかわらず、専従者給与を低額で抑えていました。理由を聞くと「一番最初にそうして何となくそのまま同じ手続きをしてきた。」とのこと。

そのため、近年業況が決して芳しくないにも関わらず、毎年結構な額の所得税を納めているのです。零細企業なので税理士を使わず、奥さんが申告をしているそうです。一度税務署に確認することをお勧めしました。

時は経過し先日、すっかりそんなことは忘れていたところ、その方の奥さんから電話が架かってきました。あの後、税務署に確認し、商工会議所で申告に関するアドバイスを受けたそうです。複式簿記形式の青色申告に切替え、青色申告控除65万円を受ける
ことが可能になったとのことでした。また専従者給与(奥さんの給料)は、近隣の事業者並に引き上げることができて、その2点で合法的な節税が可能になったとのことでした。

「気づきを与えてくれたおかげです。ありがとうございました。」ということだったので、「よかったですね。」とお話しました。

このようなことは、よくあることだと思います。もちろん脱税はダメですが、ルールに基づいた申告であれば問題ありません。確定申告は自己申告制度ですので、基本的に納めすぎの税金については税務署から連絡はありません。(逆はかかってきますが。)

自分の事業に関することはよく知っておく必要がありますね。最近は「やよい会計」など、安価で手軽に自身で会計が行えるシステムも整っていますしね。わたしは「やよいの青色申告」重宝しています。

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