大学新卒の約3割が、3年以内に離職していると言われています。
先日、ある会社の中堅社員と話をしていました。その先輩肌の中堅社員の元に、若手社員の離職の相談が増えてきているそうです。世間で噂されている離職のデータもあながち間違いではないようです。
入社前と入社後のギャップが原因と聞きます。しかし、我々の新卒時代も「こんなはずでは・・・。」という話は多かったです。実際私がそうでした。入社して2年目にやめたいと考えたこともありました。(実際は起業まで17年勤務しました。)
しかし、今と違うところは、組織のおおらかさと面倒見のよい先輩の存在でした。3年程度は学習期間で戦力としてみなさない、失敗は大目にみる。失敗しそうになったら、横で見ている先輩が手を差し伸べる、組織にも先輩にもそういう余裕がありました。
翻って現在。余裕がなくなっている企業は、入社即戦力として現場に放り出す、それをフォローするべき上司や先輩は、管理者からプレイヤーになっており、手を差し伸べる時間がない。そして若手はギャップに苦しみ離職。企業にとっても個人にとっても残念な結果に終わっています。
一般に言われているように、「今の新卒者は以前と比較して能力や根性が劣っている」というわけではないのかもしれません。上記のような環境の変化も一つの要因と言えそうです。
ギャップが発生しているところにその課題を埋めるビジネスチャンスがあるかもしれませんね。
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