直球?変化球?
高校時代野球部に所属していた私は、変化球に弱く直球が好きでした。でも今日する話は野球の話ではありません。事業の話です。
事業の調子が悪くなってくると変化球を投げたくなります。私は元銀行員なので銀行の話になりますが、例えば赤字の決算書を融資を受けるために黒字にしてみたりします。そのうち辻褄が合わなくなります。本人さえも自社の本当の数字が分からなくなります。決算書上は、在庫が過剰に膨らんだり、売掛金のサイトが長期化したり、社外流失が増加したりします。銀行はお見通しです。信頼を失います。
どうすればいいか。苦しいときほど直球で勝負するのです。きちんと本当の姿を見せ、粘り強く説明するのです。変化球よりよっぽどいいです。みんなで知恵を出し合えば、解決に近づくかもしれません。変化球は続きません。だんだん苦しくなってきます。
「そうはいっても」というのも分かります。そのために私たちコンサルタントがいるのです。また、公的機関で再生支援協議会という組織もあり、相談に乗ってくれます。
私の考えは、苦しいときほど変化球より直球です。
皆さんはどうなんだろうかと考える今日この頃でした。
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