コンサルをやっていると創業者とお話する機会があります。銀行員時代にも創業者に融資を通じてお手伝いをしました。以前から気になることがありました。
一般的には、創業するからには「しっかり準備して取り組む」と考えられています。しかしお話していて感じるのは、市場調査や競合調査などの準備が不十分だということです。例えば創業が多い飲食業。何店舗かざっと見て回り、店舗前の通行量など顧客の流れを確認して、「はい、出店」というケースが多いのではないかと思います。準備期間を1年程度とり、エリア内の何十店舗を複数回リサーチし、エリアの情報を取得するなどは私が見聞した範囲ではほとんどありません。
やり方が分からないのか、自信があるのか・・・。確かに手間もコストもかかります。しかしこれから何百万円も何千万円も投資して事業を始めるのにこれでは心もとないと思います。フランチャイズの本店や設備事業者の話を丸のみするのも危険です。
こうした事業者のリスクを軽減し、より安全に事業を続けてもらいたいという願いを込めて、愛媛信用金庫主催の創業セミナーが開催されます。私も講師として一部お手伝いさせていただきます。お時間の都合がつく方は、参加してみると参考になると思います。
詳細、申込みは → こちら
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地方銀行に17年勤務しながら、2011年に中小企業診断士の資格を取得。資格取得後、独立開業。2015年に経済産業省から経営革新等支援機関に認定されている。
独立後13年に亘り、「金融のことも経営のことも両方わかる経営コンサルタント」として、
中小企業支援に携わる。経営力強化、赤字立て直し、財務体質改善、資金調達支援など、100社以上の支援実績がある。
金融知識、財務知識を活かし、中小企業の経営課題解決に特化した経営コンサルタントとして活動している（2024年時点）。
和田経営相談事務所代表 和田 健一
