先日、あるセミナーで某銀行現役幹部のお話を聞く機会がありました。題目は「銀行とうまく付き合っていくには」でした。
その方は事業者にとって色々有益なお話をされ、最後に「銀行とうまく付き合っていくための5つのポイント」を発表されました。以下の通りです。
①取引銀行は変えない方がよい。取引銀行を度々変える経営者を銀行員は信用しない。
②メインバンクを決めておく。銀行は企業が苦境に立ったとき、「メインだから支える」という気持ちを持つことが多い。
③情報開示をした方がよい。うそ、隠し事はご法度。銀行はそれを一番嫌う。逆に正直な経営者であれば銀行は支える。
④けんか相手になってくれる銀行を重宝する。銀行は時には厳しいことをいうが、それも企業のためである。
⑤10年以内の返済計画を立てる。(長期借入金÷キャッシュフローが10年以内に収まるようにする。)
最後にこう話していました。銀行は経営者の『ひととなり』を最も重視する。
これが銀行の考えです。私も銀行員時代は同じようなことを考えていました。しかし、おそらく企業側からすると「???」と理解できないこともあるのではないでしょうか。立場立場で考えは違ってくるからです。ただ、こういうことを頭に入れておけば、銀行と上手に付き合っていけるかもしれません。
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